2024.12.11.
関西学院大学国際学部SDGsプロジェクトとNPO法人エコロジーオンラインが協働~可搬型太陽光発電装置「じぶん発電所」でエコなクリスマスを~
関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)国際学部の授業「グローバルイッシューB」(担当教員:定藤繁樹 関西学院大学名誉教授)とNPO法人エコロジーオンライン(栃木県佐野市、理事長:上岡裕)は、可搬な小型の太陽光発電装置「じぶん発電所」を製作しました。製作した「じぶん発電所」は、12月10日(火)から12月23日(月)の間、関西学院大学G号館3階エントランスに飾られるクリスマスオーナメントのLEDイルミネーションの電気として利用されます。個人でエコフレンドリーなエネルギーを作り、CO2排出量の削減を通じて、環境保全に寄与できることを学生や教職員に周知する取り組みです。
関西学院大学 国際学部SDGsプロジェクトについて
国際学部SDGsプロジェクトは、SDGsの課題を取り上げ、NPOや社会的企業などと連携して問題解決を実践する国際学部の授業「グローバルイッシューB」(担当教員:定藤繁樹 関西学院大学名誉教授)の履修者7名が実施しているプロジェクトです。当プロジェクトでは、「今日からできるSDGs」ダイアリーの制作やSDGs達成に向けた学生による夜カフェ運営などを行ってきました。
「今日からできるSDGs」ダイアリーの制作についてはこちら関連リンク
SDGs達成に向けた学生による夜カフェ運営についてはこちら関連リンク
NPO法人エコロジーオンラインについて
エコロジーオンラインは、地球環境問題の解決のためにインターネットを有効に活用しようという目的で2000年3月に設立されました。これまでに、牛糞から発生させた無臭・無害・無爆発の安全なメタンガスを調理ガスや電気に使用し、マダガスカルの貧困家庭のエネルギー環境を改善する取り組みや、荒廃した里山における生態系を、植林活動を通して保全する取り組みなどを実施しています。
「じぶん発電所」について
本製作は、国際学部SDGsプロジェクトに所属する学生の実体験がきっかけとなりました。今年の夏の酷暑の中、自宅のエアコンが故障して生活に支障をきたした学生は、電気があることは「当たり前」ではなく「ありがたい」ことだと広く伝えたいと考えました。この思いから、プロジェクトで取り組むゴールとしてSDGs No.7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を設定。プロジェクトを進めるにあたり、可搬型太陽光発電システム「じぶん発電所」の製作実績があるNPO法人エコロジーオンラインに協力を依頼し、賛同を得たことで今回の取り組みが実現しました。講師には、豊中市や吹田市で「じぶん発電所」製作講座を行ってきたNPO法人エコロジーオンラインの平田賀彦副理事を招き、学生たちは協力して「じぶん発電所」を製作しました。
「じぶん発電所」の特徴は、バッテリーの積み替えや発電能力の高い太陽光パネルへの交換などが容易なこと、太陽光パネルを付属した同程度の市販品の約半額で製作が可能であることです。製作した「じぶん発電所」の電気は12月10(火)から12月23日(月)の間、毎年関西学院大学G号館3階エントランスに飾られるクリスマスオーナメントのLEDイルミネーションの電気として利用されます。
「じぶん発電所」の隣には、「じぶん発電所」の消費電力量とそのCO2換算量、通常の電力を使用した場合に発生するCO2換算量、SDGs No.7へのつながりを紹介するポスター(別紙)を掲示することで、電気の大切さや太陽光発電の有用性を伝えます。なお、今回の「じぶん発電所」では約1㎏のCO2削減を目標としています。