目指す大学像

めざす大学像

垣根なき学びと探究の共同体(ラーニングコミュニティ)の実現

関西学院大学は、キリスト教主義に基づく、”垣根なき学びと探究の共同体(ラーニングコミュニティ)”をめざし、全人的な教育と創造的な研究により、有能にして心温かい世界市民を社会に送り出すことを使命とします。

移転当時(1929年)西宮上ケ原キャンパス

1929年、関西学院はさらなる飛躍をめざして広い校地を求め、創立の地である神戸・原田の森から西宮上ケ原キャンパスに移転しました。周辺に広がる果樹園とキャンパスを隔てる垣根のない開放的な新天地を、当時の院長、C.J.Lベーツは "We have no fences"と誇ったといいます。教職員と学生、学問分野を分かつ垣根もなく、大学と社会、国境という垣根すら意識させないその「ラーニングコミュニティ」には、新しい社会を創造する気概があふれていました。
いま世界では、グローバル化が急速に進行する一方で、異なる人種、文化、宗教、民族、国家間に存在する「垣根」が、摩擦や軋轢を生み続けています。関西学院大学は、キリスト教主義に基づき、学生や教職員のすべてが主体的に学び合う「垣根なきラーニングコミュニティ」を現代に実現し、高い専門能力と深い人間力をあわせ持ち、他者に対する共感をもって人類社会の幸福に貢献する意思と能力を持つ世界市民を育成します。