「LGBTQ+」「SOGI」尊重への取り組み
関西学院大学では「LGBTQ+」「SOGI」尊重への取り組みを推進しています。
インクルーシブ・コミュニティ宣言
関西学院は、ダイバーシティ(多様性)を力とする「垣根なき共同体」を目指して、2010年9月に「インクルーシブ・コミュニティ宣言-インクルーシブ・コミュニティ構築に向けて」(2014年3月改訂)を制定しました。 その中で、関西学院というコミュニティに集うすべての者(学生・生徒・児童・園児・教員・職員・同窓・その家族)が、コミュニティ内の性別、年齢はもとより、国籍、人種、民族、出生地、主たる言語、宗教・信仰、身体的・精神的特徴、そしてセクシュアリティといった違いを尊び、それぞれの能力を発揮できる環境づくりに向けて努力していくことを宣言しています。
また、インクルーシブ・コミュニティを実現するため、「インクルーシブ・コミュニティ実現のための基本方針と行動指針」を2020年4月1日に策定しました。
宣言や基本方針・行動方針の詳細は以下の「インクルーシブ・コミュニティ宣言」をご覧ください。
性的指向・性自認(SOGI)の多様性に配慮した教育・研究に関する基本方針とガイドラインについて
関西学院大学では、「インクルーシブ・コミュニティ宣言-インクルーシブ・コミュニティ構築に向けて」(2014年3月改訂)及び「インクルーシブ・コミュニティ実現のための基本方針と行動指針」(2020年4月制定)に基づき、次のように性的指向・性自認(SOGI)の多様性に配慮した教育・研究に関する基本方針とガイドラインを定め、大学の全教職員に周知、徹底しています。
性的指向・性自認(SOGI)の多様性に配慮した教育・研究に関する基本方針とガイドラインについて(教職員向け)PDFファイル
性的指向・性自認(SOGI)の多様性に配慮した教育・研究に関する基本方針とガイドラインについて(学生向け)PDFファイル
関学レインボーウィーク
関西学院大学では、2013年度より毎年IDAHOTの日(5月17日、世界130ヵ国以上で「多様な性」について考えるアクションや集まりが持たれている日)の近くの週に「関学レインボーウィーク」を開催しています。
ウィーク期間中のさまざまなイベントを通して、誰にとってもいきやすい関西学院にむけて、ここに集う私たち一人ひとりが考える機会になることを願っています。
「教職員のためのSOGI(アライ)研修」および「学生のためのSOGI(アライ)研修」
インクルーシブ・コミュニティ構築を推進するために設置されているインクルーシブ・コミュニティ推進協議会では、「関西学院全体での人権教育の推進およびインクルーシブ・コミュニティ構築の新たな展開」の一環として、希望する学院の教職員に対してSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity・性的指向と性自認)に関する研修を2022年度から、また学生対象の研修を2024年度から、年に数回開催しています。研修の内容はどちらも、「多様なSOGIをめぐる関学の状況、大学・各学校で/学生にできること」(講義 約1時間)と、「事例検討、アライになるために」(ワークショップ 約1時間)です。本研修の目的は専門のSOGI相談員の養成ではなく、学院内にSOGIに関する基礎知識を身につけ、キャンパスがLGBTQ+の人たちを含むすべての人たちが働きやすい/学びやすい環境となるように行動する教職員・学生を増やし、インクルーシブ・コミュニティ構築を促進することです。研修修了者の中で希望する教職員・学生には、以下のネックストラップ&認定証、ピンバッジ(教員用)/缶バッジ(学生用)、ステッカーを配布して着用してもらい、キャンパス内で多様なSOGI尊重の支援者(アライ)を可視化していくことを目指しています。