2021.02.05.
「今日からできるSDGs」ダイアリーを学生が自主制作~環境問題、身近なところから考えてみよう!

2月16日~ クラウドファンディングを開始、協力者募集

 関西学院大学国際学部の授業「SDGsプロジェクト実践(グローバルイシューB)」を学ぶ学生たちが中心となって、先進的な取り組みを行う自治体、企業、大学の生活協同組合などに協賛・協力を呼びかけ、「今日からできるSDGs」と銘打ったダイアリー(2021年度版)の制作に取り組んでいます。身の回りの学生や一般の方々にSDGsへの関心をもっと高めてもらおうと企画したもので、協力していただける方を募るため、2月16日からクラウドファンディングを始めます。起業に関心を持つ学生たちの取り組みです。

 企画を進めるのは、授業を受講する、島袋芽衣さん(経済学部3年)、千原由莉さん(国際学部2年)と、聴講する原田瑞穂さん(人間福祉学部2年)、徳永侑也さん(甲南大学マネジメント学部3年)、金子明日香さん(法学部4年)ら。「SDGs」という言葉は社会に浸透してきたものの、内容についてはまだ十分に知られていないという思いから、日常生活で取り組めることを日記の形式で知らせることで意識を高めてもらおうと考案。原田さんが中心となって、昨年、関西SDGsユース・アイデアコンテストに応募し、その後、内容を煮詰めながら準備を進めてきました。
 

 カレンダーはB5判を予定。2021年4月から2022年3月までで、1ページに1週間分の予定が書き込める方式にし、月ごとに、SDGsに関する話題と「今日からできるSDGs」を紹介します。たとえば、1月は「気候変動」というテーマで説明をつけ、「No beef on (曜日)dayを実施しよう(13.1)」「ストローをもらわない(14.3)」といった身近な取り組み事例を五つずつ紹介。それぞれに達成できたかをチェックする空欄を設けています。

 また、月と月の合間には、SDGsに取り組む先進的な企業や自治体・団体の事例も紹介。椅子やソファを中心にインテリア装飾やメンテナンス事業などを手掛ける株式会社Re-fa、バナナペーパー製造や視察ツアーなどを展開し、2016年にフェアトレード認証を取得した株式会社One Planet Cafe、女性のエンパワーメントを支援する活動などに取り組む一般社団法人Global Women’s Associationに加え、福井県鯖江市、福岡県福津市についても、取り組んできた事例を書き込んでいます(2枚目参照)。

 ダイアリーは100~130ページで、1冊1500円程度で販売する予定です。協力していただく人・資金を募るために、クラウドファンディングを2月16日から3月8日まで、「READYFOR」( https://readyfor.jp/  )のサイトを通じて実施します。目標金額は30万円。原田さんは「1年の時に受けた授業でSDGsを知り、誰一人取り残さないという理念に共感した。身近なことからできることがあると、周りの学生にも知らせたいし、もっと社会に広めたいと思います」と話しています。グループは、SNS( https://linktr.ee/SDGsDiary  )でも発信しています。