2020.06.12.
1年生の不安解消へ取り組み

総合政策学部では先輩がサポート 法学部ではオンライン交流会

 関西学院大学では新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、引き続き、一部の実験、実習などを除き、オンラインでの授業を基本にしています。そんななか、オリエンテーションで4月に大学に登校して以来、キャンパスに来ることなく、自宅等での学習を続けている1年生に対し、様々なサポートの取り組みが始まっています。総合政策学部(神戸三田キャンパス)では、学生団体SCS(Student and Campus Supporter)に所属する先輩学生が、1年生全員が履修する科目「基礎演習」のサポートを通じ、コミュニケーションの円滑化を図っています。法学部(西宮上ケ原キャンパス)では6月15日(月)から17日(水)と22日(月)から24日(水)にかけて、オンラインで1年生交流会を企画しています。いずれも、現状では学生同士で直接交わる機会がないなか、1年生の不安な気持ちを少しでも取り除き、今後の学生生活に弾みをつけてもらおうという狙いです。

【総合政策学部】
 SCSは学生同士で学びを支えあう様々な活動をしており、3年生29名、2年生34名の計63名が所属。1年生のサポートでは、通称“ゼミ付き”と呼ばれる先輩学生が、基礎演習担当の先生方と調整のうえ、クラスごとのLineグループを作ってオンライン授業用ツールの使い方など、学校生活に関するあらゆる質問に答えています。Zoomの使い方の練習をしたり、オンラインで親睦会を開いたりするクラスもあります。また、サークル選びが難しいという声がある一方、サークル担当者からは活動を十分に宣伝できないという声があることを受け、Instagramのアカウントを使い、各サークルから集めた情報を掲載したり、Instagram上でサークルのライブ配信を行ったり質問に答えたりする活動もしています。

  https://www.kwansei.ac.jp/s_policy/news/detail/361

【法学部】
 全員が履修する「スタートアップ演習」で、1年生は法学・政治学の学び方やレポートの書き方、新聞社説や新書を読んで内容を要約するライティングの基礎などに取り組んでいます。交流会はそのエクストラ企画として、仲間がいることを確認し、学習上の悩みなども共有する取り組みとして設定されました。20~25人のクラス単位でZoomを通じて参加し、4~5人ごとの小グループに分かれて自己紹介、意見交換を通じて楽しく関係を構築しようという企画です。参加は自由。あくまで学生間のコミュニケーションの機会をつくることが目的で、ビデオ機能を使わずに参加することも認め、気軽に参加できるよう配慮して進める方針です。交流会は、15~17日と22~24日で、クラスによって9時、11時10分、13時30分から始まります。

  https://www.kwansei.ac.jp/s_law/news/detail/243