学事報告(在学生の保証人の方)

1. 関西学院大学の動向

(1)将来構想「Kwansei Grand Challenge 2039」の策定と中期総合経営計画について

関西学院は、「新基本構想(2009~2018)」の後継となる将来構想「Kwansei Grand Challenge 2039」を策定いたしました。この将来構想「Kwansei Grand Challenge 2039」は、創立150周年である2039年を見据えた超長期ビジョンと今後10年間の基本方針や方向性を定めた長期戦略からなります。
2039年、日本は超高齢化社会になり、18才人口が3割減少し、AI(人工知能)によって社会や仕事のあり方が劇的に変化します。この課題を解決するための具体的な処方箋として長期戦略を定めました。まず、卒業生が「“Mastery for Service”を体現する世界市民」として、「強さと品位」をもって社会や世界に貢献し「真に豊かな人生」を送ることを最終的な目標としています。その前提として、卒業時の「質の高い就労」(就職など学生が自ら志す進路に踏み出すこと)、さらに、これを担保するための「学生の質の保証」や「学修成果の修得」を挙げています。
今年大学を卒業した学生は40代半ばを迎えます。卒業生がこれからの時代に「真に豊かな人生」を送るためには、幅広い教養や専門分野の知識に加え、「主体性・タフネス・多様性への理解」や学び続ける力、論理的思考力、コミュニケーション能力、チームワーク力等の汎用的能力、倫理に基づく価値観や人間性、自律的に行動する資質が求められます。学生は、社会で活躍するための知識・能力・資質を卒業までにしっかりと身に付け(学修成果の修得)、大学は3つのポリシー(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)を厳格に運用することにより、それを保証する仕組みを確立させ(学生の質の保証)、その信頼性の高さによって学生は自ら望む進路・就職を実現させます(質の高い就労)。
長期戦略には、これら以外に「国際化の推進」「国連等との連携強化」「正課外教育の推進」など合計40以上のテーマがあり、目標達成のために多角的・総合的に取り組みます。特に、ポストコロナを見据えた「DX(デジタル・トランスフォーメーション)戦略」によって、大学における教育研究の質と価値を高め、業務サービスを変革します。さらに、この将来構想に基づき、長期戦略を具現化させる中期総合経営計画を推進しています。

(2)文部科学省 大学のグローバル化各事業に採択

本学はその使命として「“Mastery for Service”を体現する世界市民の育成」を掲げています。知識の修得にととどまらず、国際性と創造力、課題発見・解決能力、実行力を身につけ、それぞれの立場で地域社会・国際社会に貢献することができる人を育てています。
その永年の実績とグローバル社会に向けたチャレンジングな取組みが評価され、多くの文部科学省補助事業に採択されました。
2011年度にはカナダの3大学との「日加大学協働・世界市民リーダーズ育成プログラム“Cross-Cultural College”」が「世界展開力強化事業」に、2012年度には国連ユースボランティアや国際社会貢献活動などを通してグローバル人材を育成する「実践型“世界市民”育成プログラム」が「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」(全学推進型)に採択されました。

スーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業
2014年度から2023年度までの10年間は、文部科学省「スーパーグローバル大学等事業 スーパーグローバル大学創成支援」(タイプB:グローバル化牽引型)に本学の構想「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」が採択されています。2020年度に受審した第2回中間評価では前回と同様にA評価を獲得しました。
「スーパーグローバル大学創成支援」は高等教育の国際競争力の向上を目的に、世界レベルの教育研究を行うトップ大学(タイプA)や国際化を牽引するグローバル大学(タイプB)を重点支援する国の施策です。タイプA/タイプB合わせて37校が採択されています(申請大学数は104校)。タイプB採択校24校のうち、関西の私立大学では本学含め2校のみとなっています。本学の構想概要・特色は次のとおりです。

●教育OSの刷新「ダブルチャレンジ制度」
全学生が所属学部の学びに加えて異なるものとの出会いの場「アウェイチャレンジ」に挑戦することで、「主体性」「タフネス」「多様性への理解」を深める独自の教育OS(Operating System)を導入します。アウェイチャレンジには「インターナショナル」(留学等)、「ハンズオン・ラーニング」(社会での実践型学習)、「副専攻」(他学部での体系的な学び)の3プログラムを設けます。

●協定に基づく海外派遣学生数日本一
海外大学との協定に基づく年間の日本人派遣学生数が日本一となることを重要目標の一つに掲げて取り組んで来ましたが、2018年度には約1,833人の学生を海外協定大学に派遣することができ、構想よりも5年も前倒しで、日本人学生派遣数で国内大学1位となりました。2019年度は僅差で2位となりましたが、2年連続で国内トップを誇る学生を海外の協定大学に派遣しています。現在はコロナ禍により国際的な移動が困難な状況ですが、より多くの学生に“Mastery for Service”を体現する創造的かつ有能な世界市民を育む機会が提供できるよう、これまで培った協定大学との関係をもとにオンラインを活用した新しい国際交流プログラムの開発を進めています。

●ガバナンス改革による総合的マネジメント実現
学長が副理事長を兼務し、マネジメントにおいて総合的なリーダーシップを発揮できる体制を確立、総合私立大学の先駆となる「関学モデル」を提示します。

●国際通用性のある質保証システム構築
アメリカの全米大学協会や新たなプロジェクトへのオブザーバー参加などを通じて、先進モデルを本学の質保証システムの構築に援用します。

●国連・国際機関等へのゲートウェイ創設
2017年度より、複数の大学院研究科(修士)が共同で副専攻「国連・外交コース」を設置しています。また、学部レベルでも、2017年度入学生から副専攻「国連・外交プログラム」を提供しています。国際機関、国際NGO職員や外交官を育成するプログラムを高大接続から学部、大学院、そしてその修了後まで体系的に整備した、日本でも唯一と言えるスキームです。 本学はこれらの取組みにより「“Mastery for Service”を体現する世界市民の育成」というミッションに向かって、学生がグローバルに活躍できる力を身につけるための様々な成長の機会を提供し、日本における“Top Global University”を目指します。

(3)認証評価で「適合」の評価結果

本学は2020年度に大学基準協会で3回目の認証評価を受け、「適合」の評価結果を得ました。認定期間は2021年4月1日から2028年3月31日までの7年間です。この認証評価は7年以内に一度、大学としての適切な教育研究水準を維持し、質の保証と向上に取り組んでいるか、そのための組織・体制が整い、質保証のシステムが適切に機能しているか等について認証評価機関による評価を受ける制度です。
超長期の構想と10カ年の長期戦略からなる独自の計画体系を構築し、教育成果の対象と範囲を正課外の教育、卒業後にまで広く捉えている点は「特に優れた取組み」として高く評価されています。

2. 教育・授業に関すること

(1)建学の精神-キリスト教主義教育とチャペルアワー

本学は2014年に創立125周年を迎えました。私立大学はそれぞれ建学の精神を持って創立されていますが、本学の建学の精神・教育理念はキリスト教主義に基づく人間形成です。
それを簡潔に示しているのがスクールモットー「Mastery for Service」(奉仕のための練達)です。これは第4代院長のベーツ博士が学生に語った言葉であり、自己修養(練達)と献身(奉仕)を合わせ持つ生き方に、真の人間の生き方を示したものです。
本学では、キリスト教を通した人間理解を学びのベースに置き、キリスト教の精神に触れることで、人間の本質を理解し、その存在の意味を知り、思考や価値観の指針を形づくることをめざし、すべての学部でキリスト教科目を必修としています。また、1時限目と2時限目の間にチャペルアワーを設け、神の前に身を置くことで自らを見つめ直すとともに、未来に向けてどう生きるべきかを考える時間としています。

(2)授業

①大学・大学院祝日授業実施
ハッピーマンデー法による祝日や祝日の振替休日により各曜日の授業回数を確保することが極めて困難となるなかで、2021年度は下記の祝休日に授業、補講・試験、追試験を実施します。

祝休日: 7月22日(海の日)、7月23日(スポーツの日)、8月9日(山の日振替休日)、9月28日(創立記念日)

なお、2021年度以降の授業スケジュール(授業時間含む)について、近年、法令の改正によって、知識伝達型の授業から、教員と学生が双方向に意思疎通を図る授業への改善を行うなど、学生の主体的な学びを促進すべく弾力的な学年暦の設定が可能になり、本学においても、教学改革の一環として、単位制度の実質化に対応しつつグローバルな課題と社会的要請に応えるための授業のあり方や学年暦について、全学的に慎重に協議を重ね、2021年度から、大学・⼤学院(司法研究科を除く)における学年暦・授業時間割を抜本的に変更しました。
主な変更と目的は以下の通りとなります。

・1時限あたりの授業時間を90分から100分に変更し、授業時間割を刷新。
100分授業の導入は、単に授業時間数の確保が目的ではなく、多様な授業⽅法(例えば反転授業やアクティブラーニング、授業の前後半を活用した授業展開など)への転換を促進するとともに、学生の主体的な学修を促します。

・災害等による休講に対する補講日を5日間確保。
台風や公共交通機関の遅延等による休講に対して、各曜日分補講日を設けることにより、これまで以上に単位制度に沿った授業時間数を確保します。

・定期試験期間を7日間に短縮。
休業期間におけるインターンシップや海外留学等の学外活動への参加機会を拡充するとともに、授業科目に対する多様な成績評価方法への転換を促進します。

・本学の海外留学プログラムと定期試験(追試験を含む)との重複時の課題を解消。
これまで重複時は、留学か試験のどちらかを選択しなければなりませんでしたが、代替の評価方法で成績評価することにより、全学的に海外留学プログラムへの参加を推進します。

・祝休日における授業等の実施を抑制。
祝休日における授業等の実施を減少させ、授業外での学修機会、課外活動やインターンシップ等の活動機会が拡がるよう、ゆとりある学年暦とします。

②複数分野専攻制(Multidisciplinary Studies:MS)
複数分野専攻制(以下MS)は、通常の他学部履修とは異なり、自学部の学習を軸に、他学部のカリキュラムをまとまった形で学ぶことができるものです。
学部の枠を超えた領域を学ぶことによって、幅広い知見と深い専門性を備えた学生を輩出するため、各学部・センターがプログラムを提供しています。
MSにおいて提供されるプログラムには副専攻プログラムと特別プログラムの2種類があります。各プログラムとも一定のまとまりをもった科目群から2~3年間でおおむね40単位を修得することによって修了となります。プログラム修了者には、卒業時に、学位記とあわせて独自の修了証書を授与されます。

③マルチプル・ディグリー(MD)制度
上記②の複数分野専攻制と早期卒業制度・4年次編入を組み合わせて、最短4年間で、2つの学部を卒業し2つの学位(学士)を取得できるものとして、日本で初めて本学が導入した制度です。2021年3月には4名の学生が卒業しました。本年度は12名がこの制度を利用して編入学し2つ目の学位取得を目指しています。

④成績評価とGPA(Grade Point Average)制度 
学生の多面的な能力を評価するために、本学では定期試験のみの成績評価ではなく、授業中の討論、発表、リポート等を含めた、より総合的な成績評価制度を行うこととしています。成績証明書には素点に応じて2018年度以前入学生はS、A、B、Cの4段階、2019年度以降入学生はS、A+、A、B+、B、C+、Cの7段階で表記され、きめ細かな成績評価を行います。また、各授業科目の授業目的、到達目標、授業計画、成績評価方法・基準などを記載したシラバスを本学ホームページに公開しています。
加えて、2005年度よりGPA(Grade Point Average)制度を導入しています。この制度は、学生が履修した各科目の成績評価に対して一定のGP(Grade Point)を与え、その合計の加重平均をGPAとして提示する成績評価方法です。この制度を通じて学生が自己の履修を管理し、学習成果がどのレベルに位置するかを把握し、学習意欲を高めることが期待されます。GPAに基づく成績優秀者については、それを学期ごとに学部にて掲示し、顕彰します。さらに卒業時には各学部の4年間のGPA上位5%の者に対して学長より表彰状を授与しています。

⑤セメスター制と単位制
1年を春学期と秋学期に分けるセメスター制を導入し、4年間8学期でカリキュラムを編成しています。一つの科目を半年間で集中的に学ぶことにより、学習効果が高まるとともに、留学等の計画が立てやすいという利点があります。一部学部ではさらに集中的に学ぶクオーター制の授業も開講しています。
また、卒業(学位取得)のための必要単位数を定めており、一つの科目を所定の期間履修し、試験やリポートなどの評価で総合的に合格すれば単位を修得できます。定期試験は、春学期は7月下旬から8月上旬、秋学期は1月下旬に行われます。

⑥教授者―学習者支援システム(LMS)の活用 
本学では2010年度より米国Black board社のLMS(Learning Management System)を導入しています。教授者―学習者を結ぶコミュニケーション・授業支援ツールで、教材の配布やレポートの提出、レポートへのフィードバックのほか、質疑応答やグループ学習の意見交換などがオンラインで行え、多くの授業で活用されています。

⑦学修行動と授業に関する調査 
学生を対象として、学修行動と授業に関する調査を行っています。「学生自身による学修行動・成果の振り返り」、「授業担当者が授業内容や方法の改善に取り組むこと」、「授業環境について組織的な改善に結びつけること」を目的に、毎学期実施しています。授業への取り組み状況や、授業で身についた知識(技能)・物事の見方、授業や教室設備への評価などを質問しており、学生は自身の回答の一部をLMSなどから確認することができます。
調査結果は、各授業担当者にフィードバックして、教員自身による授業内容の充実や改善に役立てるほか、大学での組織的な改善の取り組みにも活用しています。また、調査結果に対する授業担当者からのコメントや、結果を分析した報告書を学内システム上で公開しています。

⑧学生調査・卒業生調査 
在学生や卒業生を対象とした各種調査を実施しています。在学生を対象とした調査では学習経験や入学後の能力変化、将来に対する意識などを、卒業生を対象とした調査では在学時の学生生活や満足度、現在の就業状況や大学とのつながりなどについて尋ねています。これらの調査結果をもとに、大学全体の改善に結びつけられるよう取り組んでいます。

⑨FDの取り組み
上述の「学修行動と授業に関する調査」による授業改善の取り組みのほか、各学部・センター等でのFD研究会の開催や、高等教育推進センター主催での講演会・ワークショップの開催など、全学的にFD活動を推進しています。

(3)特色ある教育

①AI活用人材育成
2019年度より、本学と日本IBMが共同開発した「AI活用人材育成プログラム」を開講しています。このプログラムは、今後の社会で益々必要とされるAI活用人材(AIやデータサイエンス関連の知識を持ち、それらを活用して現実の諸問題を解決できる能力を有する人)を育成するものです。 基礎から実践、応用まで段階的に学べるように設計しており、文系・理系関係なく、AIやプログラミング等に関する特別な知識やスキルがなくても履修できます。10 科目(20単位)で構成され、座学だけでなく多くの演習や PBL(Project Based Learning) も組み合わせた、ビジネスの現場でも役立つ実践的なプログラムとなっており、AIの活用スキルにフォーカスした本プログラムは世界の先駆け的なものとして注目されています。 2021年度からはカリキュラムを新たにし、入門3科目についてはvirtual-Learning(オンラインにて演習含むすべての授業とテストを受講でき、AIチャットボットへの質問や、トークボード上での意見交換を行うことができるオンライン授業形態)として開講します。

②ハンズオン・ラーニング
「ハンズオン・ラーニング」は、国内で唯一、関西学院大学が提供する教育プログラムです。
「触れる」をキーワードとした学びのスタイルを特徴とし、社会に「何を」学ぶのか、問うべき問いは何かを追求し、自らの考えを研ぎ澄ましていきます。現場(社会)に出向き、具体的なモノや出来事(コト)に「触れ」る中で、抽象度の高い課題に実践的に向き合います。インプットとアウトプットを意識し、“考える”ことそのものを鍛え、大学の学びの基盤となる「知的基礎体力」を身につけます。

③ライティング科目
2020年4月からライティングセンターを設置し、「ライティング科目の運営」と「対面指導」という2つのアプローチから、学生の「書く力」を養成し、論理的思考力や表現能力を身に付けた「自立した書き手」を育成しています。
「ライティング科目」については、2020年4月より「スタディスキルセミナー(リポート執筆の基礎)」という科目を開講しており、この授業では、リポートを執筆する際の型やルール・コツを理解することに加えて、学生が作成したリポートを担当教員が何度も添削する「個人指導」のスタイルをベースに運営します。リポートを執筆するための基礎的な力(ライティングスキル)の習得を主の目的とし、合わせて論理的に文章を作成する過程で、論理的思考力の習得も目指します。
また、2021年4月からスタートした「対面指導」については、授業の課題リポートや卒業論文を書くことで悩んだり、困ったりしたときに、センター専属の教員や教育指導員(本学大学院生)から1対1でアドバイスを受けることができる仕組みです。相談は1回45分で予約制。どうすれば想いや考えが的確に伝わる、わかりやすい文章になるか。「書き手」と「読み手」が一緒に考え、話合いながら改善策を探ります。下書きや、まだ1字も書けていない段階でも歓迎しています。

④少人数教育とオフィスアワー
少人数教育を重視し、演習科目(ゼミナール)を中心に密度の濃い学習指導を行っています。また、教員と学生のコミュニケーションを深めるために「オフィス・アワー」を設けています。各教員が週に一度時間を定め、学生はその時間を利用して個人研究室を訪問し、授業での疑問点や関心のある問題の取組み方など勉学に関すること、学生生活上のさまざまな相談事などについて、直接、教員から指導を受けたり、語り合うことができます。

(4)国際教育

①言語教育
「英語の関学」の伝統を受け継ぎ、国際化時代をリードする人材の育成をめざして言語教育プログ   ラムを展開しています。習熟度別クラス編成を徹底するため、入学予定者を対象として、入学前の2月~3月にプレースメントテスト(GTEC)の自宅受験を実施しています。また、学生の学習到達度を統一的に測るため、1年次と2年次にアチーブメントテスト(TOEIC-IP)を課しています(総合政策学部はTOEFL-ITPを実施)。この他、海外留学プログラムへの学生参加を促進するため、留学を目指す学生を主な対象として、無料でTOEFL-ITPを受験できる機会を提供しています。
ドイツ語、フランス語についてもインテンシブ・プログラムを実施するとともに、夏季には、フランシュ・コンテ大学でのフランス語研修、ブレーメン大学でのドイツ語研修を実施しています(2020年度は新型コロナウィルス感染拡大のため中止となりました)。さらに英語以外の選択言語としてフランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、中国語、朝鮮語、インドネシア語、日本手話を開講しています。

②留学プログラム
本学は、世界55カ国・地域、280 の海外の大学・コンソーシアム等と学術交流協定、学生交換協定あるいは学部間協定を締結しています。このパートナーシップに基づいたさまざまな留学、国際教育プログラムを展開し、学生の国際人としての第一歩を力強くサポートしています。海外協定大学・機関等への留学制度として①「交換留学」(本学に在籍しながら協定大学へ1学期間または2学期間留学できる制度)、②「長期留学(学部科目履修型)」 (本学の協定大学で1学期間または2学期間留学して英語を集中的に学習し、学部授業を履修できる制度)、③外国語運用能力の習得に焦点をあてた「英語中期留学」、「フランス語中期留学」、「スペイン語中期留学」、ビジネス英語に加えて現地企業でインターンシップを行う「中期海外インターンシップ(オーストラリア)」、④夏季・春季休暇等を利用した「外国語研修」、⑤その他「インドネシア交流セミナー」、 「短期海外インターンシップ(アメリカ、ベトナム)」などを設けています。さらに、グローバル社会の発展・成長に寄与できる世界市民リーダーズを育成することを目的としたバーチャルカレッジ、“Cross-Cultural College”をカナダの協定4大学(キングス/ウエスタン大学、マウント・アリソン大学、クイーンズ大学、トロント大学)と協働で運営し、高い英語運用能力と多国籍な場面で活躍できる能力を養う実践的なプログラムを提供しています。また、社会学部、商学部、国際学部には本学と海外大学の両方の学位が取れる「ダブルディグリー制度」もあります。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受けて、学生の海外派遣は全面停止となりました。しかし、ICTを活用して海外大学等と本学学生を繋ぐ「オンライン国際教育プログラム」により国際教育を継続しています。2020年度は約300人の学生が参加しました。当該プログラムでは、海外協定大学の学生との交流・協働が授業計画の30%以上を占めるVirtual Exchange型のものを重点的に開発・提供しています。

③国際協力プログラム(国連ユースボランティア・国際社会貢献活動・海外フィールドワーク  )
本学は、アジアの大学として初めて国連ボランティア計画(UNV)と協定を締結し、2004年度から開発途上国への「国連学生ボランティア」派遣を開始し、これまでに100名以上の学生を開発途上国に送り出してきました。参加学生はUNVのコーディネートにより、開発途上国の国連諸機関に約5カ月間派遣されます。
2013年度に「国連ユースボランティア」としてプログラムが改編されるとともに、現在、国内8大学(基幹校:関西学院大、連携校:大阪大・国際教養大・筑波大・東洋大・明治大・明治学院大・立教大)が参加してプログラムを実施しています。また同年、本学内に「『国連ユースボランティア』派遣日本訓練センター」を設置し、派遣前の研修を実施しています。この国連ユースボランティアに加え、2013年度からは開発途上国でのボランティアプログラムを更に拡大し、「国際社会貢献活動」として国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊への参加をはじめ、赤十字国際委員会(ICRC)、NGO、教育機関等に学生を派遣し、国際協力の現場で生の活動を体験できる機会を提供しています。両プログラムとも、所定の課程を修めた学生には、最大16単位が認定されます。また、これらのボランティアプログラムへの参加を検討している学生に向けた短期プログラム「海外フィールドワーク」を開発途上国の現場における導入的学びとして実施しています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受けて、学生の海外派遣は全面停止となりました。2021年度の国連ユースボランティアについては、海外派遣をできない場合はリモートワークで活動できるものにするべく、国連側と協議を進めています。

(5)大学図書館

延べ床面積約2万平方メートル、地上3階、地下2層からなる西宮上ケ原キャンパス大学図書館は、収容能力が約150万冊、閲覧座席は1,782席という規模を誇ります。
利用者が館内の多くの図書や雑誌を自由に手に取って利用することができる開架制を採用しているのが大きな特徴です。DVD、CDなどの視聴覚資料も充実しており、館内の利用コーナーで視聴することができます。また、館内に設置されたパソコン(デスクトップ117台、貸出用ノート40台)を使って、電子ブック、データベース、電子ジャーナルなどの電子資料も利用することができます。
西宮聖和キャンパスと神戸三田キャンパスにも図書館があり、同様のサービスを提供しています。西宮聖和キャンパスの図書館は聖和短期大学図書館を兼ねており、約20万冊の図書や雑誌を備え、教育関係、特に幼児、初等教育関係の資料が充実しています。神戸三田キャンパスの図書館では、社会科学分野と自然科学分野を中心に約35万冊の図書や多数の雑誌、視聴覚資料等を利用することができ、114台のパソコンと利用相談カウンターを備えたメディア・フォーラムを併設しています。
これら3キャンパスの図書館は相互に資料を取り寄せて利用できるなど大学図書館として一体化した運用がなされています。

3. 学生生活に関すること

(1)学生生活支援

①奨学金制度
費の負担を少しでも軽減し勉学に専念できるよう「日本学生支援機構奨学金」の他、相互扶助の精神にもとづき本学独自の支給奨学金「関西学院大学就学奨励・経済支援奨学金」等の奨学金制度を設けています。例年であれば、日本学生支援機構奨学金の新規希望者対象の出願説明会を3月に実施し、4月に出願受付を行っています。一方、関西学院大学就学奨励・経済支援奨学金については、9月に出願説明会を実施し10月に出願を受け付けています。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、説明会を行わず,教学Webサービスや郵送にて説明会資料の配付を行いました。また、当該感染症拡大に伴う家計急変により学費納入が困難になった学生を対象とする「特別支給2020奨学金」の設立、アルバイト収入の減少などにより経済的に困窮した学生を対象とする「関学ヘックス(HECS)型貸与奨学金」を設立しました。両奨学金は2021年度も募集・選考予定です。
なお、家計急変等には随時相談に応じています。家計急変者を対象とした「関西学院大学特別支給奨学金」については、「後援会奨学金」と同時に5月に募集を行います。受験前に出願し、採用決定も受験前に通知される「ランバス支給奨学金」「高大接続奨励支給奨学金」は所定の継続条件を満たすことによって4年間継続受給が可能な奨学金となっています。

②総合支援センター
総合支援センターには、「キャンパス自立支援室」と「学生支援相談室」の二つの専門部局があります。
「キャンパス自立支援室」は何らかの障がいや病気、特性のある学生の修学支援や就労支援を全学的に行うための総合窓口です。「学生支援相談室」は学生生活上でのさまざまな悩みや問題について、個別に相談ができます。「キャンパス自立支援室」にはコーディネーター、「学生支援相談室」にはカウンセラーと、それぞれ専門的な知見を有するスタッフが配置されています。学部のある各キャンパスに「キャンパス自立支援室」と「学生支援相談室」(神戸三田キャンパスと西宮聖和キャンパスは分室)を設置しています。

<キャンパス自立支援室>
障がいのある学生が、他の学生と同様に学びながら充実したキャンパスライフを過ごせるように、関西学院大学「障がい学生支援に関する基本方針」・「障がい学生支援実施基準(ガイドライン)」に基づき全学的な修学支援を行なっています。修学支援は、ノートテイク、映像の字幕付け、点訳、対面朗読等の手段により行なっており、これらの支援を募集・養成した学生(学生サポートスタッフ)が担っています。また、困り感を持つ学生のための進路相談・就労支援を行っています。なお、支援内容は、障がいのある学生一人ひとりのニーズに基づき、個別に支援方針を決定しています。

<学生支援相談室> 
公認心理師、臨床心理士等の資格を有するカウンセラーが「倫理綱領」・「守秘義務に関する覚書」に基づき、①心理領域相談(対人関係、心身の不調、家庭問題や自分の性格等についての悩み等)②修学領域相談(単位取得、転学部・転学科、休学・退学、進路選択等)③生活領域相談(課外活動、学生生活に関する悩みや事故・事件など各種トラブル等)に対応しています。通常は対面での相談ですが、対面での相談が難しい状況下では、電話やオンラインでの相談も実施しております。また、学生からの希望に基づき、学内外の諸機関等と連携してサポートをする事もあります。その他にも、本学卒業生の弁護士による「なんでも法律相談」を年間12回実施し、法律に関するトラブル等の相談にも対応しています。

(2)課外活動
課外活動は学生の主体的な活動であり、その活動は学生の人格形成に大きな役割を果たしていま  す。現在、本学には約200の課外活動団体があります。「体育会」は42部・約2,700名により運営されています。体育会の学生については、2019年度入学生からAcademic Eligibility for KG athletes(関西学院大学体育会員に関する対外試合出場のための資格制度)が導入され、課外活動と学業の両立にも果敢に挑戦しています。また、地域のこども園を訪問するなど、様々な社会貢献活動を実施しております。「文化総部」は文化系クラブ35部・約1,400名から構成されています。「大学祭実行委員会」が主催する大学祭は3キャンパス合計で約5万人が訪れる大規模なイベントで、多くの学生たちの活動発表の場となっています。その他、4つの総部や約80以上におよぶスポーツ系・文化系・学術系の同好会である登録団体が日々活発に活動しています。
なお、課外活動は、これまで独自の規則などに則って管理運営しており、学生の自主活動として、正課とは一線を画した「課外活動」と位置付けられてきました。一方、近年の高等教育研究において、多くの学生が社会で必要とされる汎用的能力を課外活動によって身につけていることが示されているほか、大学は学生に知識を修得させるだけでなく、汎用的能力の育成や価値観・倫理観等の資質の涵養を求められています。これらを「正課外教育」として位置付け、まずスポーツ活動から取り組みを始め、この実現のため「競技スポーツ局」を2021年4月1日に設立しました。

(3)通学に関すること
①自動車・バイク通学について  
西宮上ケ原キャンパスでは、交通事故の原因や近隣住民の迷惑になるため、自動車による通学(身体障がい学生の利用などを除いて)およびに総排気量50cc超のバイク通学を全面禁止、総排気量50cc以下のバイクによる通学は自粛としています。なお、神戸三田キャンパスにおいては、交通の便で西宮上ケ原キャンパスに比べると十分とは言えない面もあり、やむを得ず自動車通学を必要とする学生には、申請・許可制により自動車通学を認めています。ただし駐車場は有料です。また、西宮聖和キャンパスにおいては関西学院幼稚園が併設されていることもあり、自動車・バイク通学を一切禁止しています。なお、これらの取り決めを守らず、大学の数度にわたる指導にも関わらず改善が見られない学生に関しては停学処分を含めて厳しく指導にあたります。

②自転車通学について  
通学にあたり、気軽な手段である自転車を利用する学生も多くいますが、「車両」であることを認識せず、通行区分を違反する者、イヤフォンを装着して乗車する者もおり、加害者となり得ることを考慮しないケースがあります。また、キャンパス内の駐輪場での自転車盗難も多発しており、警備も行っていますが、駐輪時には必ず2つの鍵で施錠するよう注意喚起しています。

③マナー向上啓発活動  
近年、キャンパス周辺での学生のマナーの低下が近隣住民等より指摘されています。周辺住宅街における迷惑駐車をはじめ、一般歩道での自転車・バイク駐輪、通学路における信号無視、横に広がって道を歩き他の通行人や車両の迷惑となる、ゴミのポイ捨て、人混みでの歩行喫煙、サークルの飲み会で深夜まで騒ぎ近所迷惑となる等が主に苦情として寄せられています。
2020年度においては新型コロナウイルス感染症が拡大したことにより、マスク非着用での公共交通機関の利用・大声での会話に対しての苦情や学生が集まって飲食することに関する苦情も寄せられました。
本学では、新入生オリエンテーション等における啓発活動のほか、学生団体への注意説明会、一人暮らしを始める新入生対象に一人暮らし説明会の実施を計画しています。また、学内では指定場所以外は禁煙となっていますが、指定場所以外での喫煙も散見され、適宜、教職員で注意をしています。

4. 就職・キャリア支援

本学では「学生の長所を引き出し強みを活かす」という考え方とともに、次の「進路を考えるにあたっての5つのステップ」を重視して就職支援・キャリア支援を展開しています。

◆進路を考えるにあたっての5つのステップ
 1 人生観・職業観を持ち、自分の人生における働く意味を明確にする
 2 自分の長所(短所)を知り、強みを活かす(自己分析)
 3 業界・業種を調べ、選択する
 4 企業を調べ、選択する
 5 企業風土や働き方が、自分に合うか確認する

中でも重要視しているのが1と2のステップです。1と2が自分なりにしっかりと整理できていれば、3以降のステップはスムーズに進めることができます。
なぜなら、業界・職種や企業を選択し、企業風土があうかどうかを判断する基準は「自分の人生観・職業観」であり、「自己分析」がその確かな進路選択に繋がるからです。
これらのステップを通じて、最終的に「自分がなりたい姿(将来像)」をしっかりと描き、自らの生き方、人生の軸(価値観)を明確にすることで職業選択も一本筋の通ったものになります。

(1)就職状況
①大卒求人動向
2021年3月卒業者対象の大卒求人倍率は1.53倍で、前年の1.83倍から0.3ポイント下落。求人倍率が大幅に低下した2010年卒の時(0.52ポイント低下)には及ばないものの、10年ぶりに0.3ポイント以上低下しました。3~6月の新型コロナウイルス感染拡大により、企業が採用計画を縮小したことがうかがえます。規模別で見ると、300人未満企業は5.22ポイントの低下、また300~999人企業も0.36ポイント低下しました。一方で、1000~4999人企業は0.06ポイント上昇、5000人以上の企業も0.18ポイント上昇しました。従業員規模300~999人企業と1000~4999人企業の求人倍率が統計調査を開始した2010年卒以来、初めて逆転しました(それぞれ0.86倍、1.14倍)。就職活動の早期化により、早めに内々定を出す中小企業も増加しており、学生の中小志向とあいまって、中小企業を第一希望とする学生数を押し上げている可能性もあります。【リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」より】

②就職活動全般
2021年3月卒業者の就職活動は、企業の「広報活動」開始が3月、「採用選考」開始が6月でした。このスケジュールは2022年3月卒業者(現・学部4年生)の採用活動においても変更なしの要請が発出されています。
※広報活動:採用情報提供や就職活動生の個人情報取得に向けた活動。
採用選考:合否を伴う面接や試験等。
コロナの影響で、就職活動の情報化は一段と加速しました。オンラインでの採用活動が当たり前の中、キャリアセンターでは様々な施策を実施しました。「K.G.キャリアチャンネル」でライブ配信によるキャリアガイダンス、学内企業セミナーを開催。また、キャリアに関する個人面談については、ZoomによるWeb面談を拡充しました。今後も、変化に応じて最適な支援を実現していきます。

(2)本学生の就職状況(2020年3月卒業者)
就職率(※1)は99.7%(男子99.4% 女子99.9%)で昨年を上回り、就職・進路決定率(※2)は92.5%(男子91.2% 女子93.7%)で昨年と同じ数値になりました。 就職先への満足度(※3)は95.9%(男子95.7% 女子96.1%)と高く、学生自身が納得のいく進路決定を実現できている状況といえます。
(※1) 就職率=就職者(自営除く)/就職希望者数
(※2) 就職・進路決定率=(就職者+自営)/(卒業者-進学者)
(※3) 満足度=進路決定時学生アンケートにおける「大変満足」「大体満足」の合計人数/回答者数

(3)サポート体制
①就職支援(3・4年生)  

a)文系対象サポート 
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年度のサポートは当初のスケジュールを大きく変
更し、全てオンラインでの開催となりました。開催趣旨は次のとおりです。

【第1回~第3回】
6月にまとめてKGキャリアチャンネルにてオンデマンド配信。
各ガイダンスにて「業界・企業研究編」「筆記試験対策編」「自己分析編」を実施。夏季インターンシップに向けて、準備すべき対策について具体的な進め方を理解する。

【緊急ガイダンス】
第1弾「コロナ時代の就活を覚悟せよ」と題して、7月にKGキャリアチャンネルにてLIVE配信。コロナ禍での企業の採用動向を理解し、夏季インターンシップに向けての準備・対策等の準備を整える。また実際に準備を進めるなかでの不安や疑問等について、チャットを活用しての質疑応答を実施。
第2弾「コロナで変わる!業界天気予報」と題して、10月にKGキャリアチャンネルにてLIVE配信。今後の業界の変化や調べ方、情報収集のポイントについて理解を深めるセミナー。(質疑応答あり)

【第4回】
「企業研究実践編」と題して、10月にKGキャリアチャンネルにてLIVE配信。これから
始まる学内企業セミナーの参加ポイントや、自分に合う企業の見つけ方について理解を
深めるセミナー。(質疑応答あり)

【就活直前】
就活総まとめ応援セミナーを1月にKGキャリアチャンネルにてLIVE配信。これから就活を始める学生に向けて、わかりやすく、具体的にどう行動すべきなのかを理解するセミナー。(質疑応答あり)

キャリアガイダンスの他に、KGキャリアチャンネルでは6月には身近な商品から業界を知る「業界特徴理解セミナー」をオンデマンド配信。3月には「関西大手企業の採用動向とオンライン面接対策」をLIVE配信。その他にはZOOMを活用してオンライン先輩訪問会を7月~11月に月1~2回実施。例年よりも参加の機会を増やし、参加しやすい環境を整えました。

b)理工系対象サポート 
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年度のサポートは当初のスケジュールを大きく変更し、全てオンラインで開催しました。開催内容は次のとおりです。

【第1回(学部生対象)】
4月「理工系院生の就職活動と心構え」

【セミナー】
11月「事務系・技術系のワーク&キャリア~職種が違えばこんなに違う!~」

【セミナー】
11月「採用担当者のホンネを知ろう!~理工系学生が内定を得るための評価ポイント~」

また、理工系特有の就職活動の方法として「学校推薦に関する相談会」を12月に実施しました。

c)文系・理工系共通サポート 
・個人面談を中心としたきめ細やかなサポート体制
 個人面談では経験豊かなキャリアセンタースタッフが学生と1対1で向き合い、学生それぞれの持ち味を活かした履歴書の書き方や面接対策などをアドバイスしています。現在ではオンラインでも対応しており、自宅で面談を受けることもできます。

・キャリアガイダンスと連動して各種セミナーを実施
 筆記試験対策セミナー、面接選考に備えてマナーやグループディスカッション、集団面接を体験する機会、公務員志望者向けのイベント、社会人として働く卒業生に直接質問できる機会などを提供しています。

・企業採用担当者によるセミナーを実施 
 企業採用担当者が関学生限定で実施する学内企業セミナーは、3年生の11・12月、1~3月、4年生の4月以降に順次開催しました。

・就職活動を終えた先輩からの親身なアドバイス
 毎年、就職活動を終えた4年生学生であるSR(Student Reporters)が、3年生の就職活動を力強くサポートしています。直近の就職活動経験者であり、年齢の近い先輩であるSRは3年生にとって身近で頼もしい存在であり、本学の特徴的なサポートのひとつだと言えます。

・有益な情報満載の「KGキャリアナビ」
 本学の学生のみが利用できる「KGキャリアナビ」では、企業から大学に寄せられる求人・インターンシップ情報、企業情報、先輩の就職活動体験記などの各種情報をスマートフォンやパソコンで閲覧することができます。また、3年生の5月以降はこのシステムを通じて、個人面談予約や面接トレーニングの予約をすることができます。

・KGキャリアChatbot(チャットボット)で24時間・365日 学生の質問に対応
    最新のAI技術を活用したチャットボット導入により、進路や就職に関する学生の質問に時間や場所を問わず対応できる体制を整えています。就職活動時や海外留学中など、キャリアセン
ターに来室できない時でもスマートフォンやパソコンから質問し回答を得ることができます。1万5,000件を超える過去の学生相談事例をもとに、本学学生の状況に合わせたオリジナル質問と
回答を独自作成しており、外部のインターネットサイトでは得られない関学生向けの確かな情報を入手することができます。

・SNSを通じた情報の発信
 キャリアセンター公式Twitter、instagramアカウントを開設、キャリアセンター主催イベントや各種プログラムの案内、就職活動中の学生に向けた激励メッセージなど、タイムリーな情報
発信を行っています。

・就職活動の拠点「大阪梅田キャンパス」「東京丸の内キャンパス」
就職活動拠点となる大阪梅田キャンパスでは年間通じてキャリアセンターのスタッフが常駐し、個人面談などを通じて、学生の就職活動をサポートしています。また、首都圏での就職活動サポートの場として、東京駅隣接の東京丸の内キャンパスに、就職活動中の学生が利用可能なスペースを設けています。

②キャリア支援(1・2年次) ~低年次から人生観・職業観を培う~ 
1年次から「人生観、職業観を持ち、自分の人生における働く意味を明確にする」ことを重視し、以下のキャリア支援プログラムを実施しています。4年間にわたるプログラムの基本理念は「長所を知り強みを活かすこと」であり、1・2年次では「自らの気づき」を重視しています。また、新入生向けに、4年間にわたり自らの成長の軌跡を記すことができる、本学オリジナルWEB冊子「K.G.STAGE」を提供し、自らの持ち味や能力を高める大学生活の過ごし方を紹介しています。

【低年次向けキャリア支援プログラム】
・新入生オリエンテーション:学部別に、自らの持ち味や能力を高める大学生活の過ごし方を紹介
・インターンシップ説明会:インターンシップの情報収集の方法や参加のポイントを解説
・KG枠インターンシップ:本学学生を対象に企業・団体から特別枠の提供を受けて実施
(※3年生も対象)
・2年生向けキャリアガイダンス:早期から自己分析の重要性を知り、就業意識の醸成を図る

また、3・4年生向けの各種イベントに関しても、低年次から参加可能としています。

5. 生涯学習に関すること

生涯学習を担うという大学の使命のもと、社会人を対象として大学の教育・研究成果を授業、講座、講演会といったさまざまな形で提供し、地域や社会に貢献しています。また、在学生を主な対象とした各種資格取得のプログラムも提供しています。

(1)大学の授業を受講できるプログラム
①科目等履修
大学および大学院で開講している授業科目を受講し、単位を取得できる制度です。

②聴講
大学および大学院で開講している授業科目を受講できる制度です。聴講した科目について成績評価を受けることができますが、単位は取得できません。

(2)ビジネスパーソンを対象としたプログラム
TKC・関西学院大学 新月プログラム「税理士のための会計講座」

TKC全国会と協力し、税理士、会計士を対象とした会計に関する専門性の高いプログラムを提供しています。

(3)社会人を対象としたプログラム
①K.G.ライフワークスクール
社会人を対象として、「文学」、「キリスト教」、「歴史」、「人間関係」など幅広いテーマについて6回程度の講義で構成する講座です。しています。関西学院同窓会と共催し、大阪梅田キャンパスで実施しています(今年度は試行的にオンライン(同時双方向)形式で実施 )。

②オープンセミナ-
主に地域住民を対象とした公開講座を春と秋に実施しています。本学の学部、研究科が企画した幅広いテーマの講座を西宮上ケ原キャンパス、神戸三田キャンパスにおいて無料で提供しています(今年度は試行的にオンライン(オンデマンド)形式で実施 )。

③インターカレッジ西宮
西宮市が市内の大学・短期大学との連携によって実施している「インターカレッジ西宮 市民対象講座」に講座を提供しています。

(4)エクステンションプログラム
エクステンションプログラムは、単なる資格取得や就職対策のためだけに開設するのではなく、大学教育の一環として、在学生が将来の進路を的確に捉え、それに向かう準備をするための支援として位置づけているプログラムです。
講座の選定にあたっては、正課の授業の履修との相乗効果を視野に入れて講座内容を審査し、厳選しています。西宮上ケ原キャンパス、神戸三田キャンパスを活用し、平日の5時限目以降や土曜日を中心に開講しています。同窓生や社会人の方の受講も可能です。

6. その他

(1)入学試験
本学は「“Mastery for Service”を体現する世界市民の育成」というミッションに基づく教育方針に沿って、入学者選抜の方針を定めて入学試験を実施しています。一般選抜入学試験として一般入試、大学入学共通テスト利用入試を実施し学力選抜により高い学力を有する生徒を迎え入れています。一般選抜入試のほかに推薦入学も実施し、各校の優秀な生徒を高等学校長の推薦により迎え入れています。さらに特定の分野において優れた能力を有する生徒などを迎え入れるための様々な特色入試も実施しています。
2021年度入試(2020年度)は4月の緊急事態宣言発出に始まり、2月の一般入試も緊急事態宣言下で行われるという異例な年となり、新型コロナウイルス感染症拡大防止に多大な労力を取られることとなりました。KSC再編による理系4学部(理学部、工学部、生命環境学部、建築学部)の新設もあって、一般選抜入試の志願者数は33,617人で、4年ぶりに志願者増(昨年度比101.2%)を達成することができました。
引き続き、本学の魅力や特徴をよりよく知っていただくため、オープンキャンパスや独自説明会などをはじめとした取組みを継続し、特色ある教育システム、各学部での専門性の高い学びなどにつき情報を提供します。

(2)大阪梅田キャンパス  
阪急梅田駅から徒歩数分のアプローズタワー(大阪府大阪市北区茶屋町19-19)10階・14階に大阪梅田キャンパスがあります。経営戦略研究科をはじめ昼夜開講制大学院の授業が数多く開講されています。また、各種の研究会活動、学生の就職活動、同窓会活動、生涯学習の拠点としても活用されています。なお、就職活動の拠点として「キャリアセンター(大阪梅田キャンパス)」が設置されています。

(3)東京丸の内キャンパス  
東京駅日本橋口直近のサピアタワー(東京都千代田区丸の内1-7-12)10階にオフィスを構え、東京での関西学院の情報発信、学生の就職活動支援、社会人対象の生涯学習講座(「丸の内講座」、「三日月塾」等)やセミナー等の開講による学習機会の提供、教員の研究活動の支援、同窓生との連携等さまざまな活動の拠点となっています。

(4)同窓会・後援会   
本学には卒業後も同窓生としての強い絆で結ばれる機会を提供する「関西学院同窓会」があります。現在、同窓生は約24万人におよび、国内91支部、海外29支部、130の公認団体等で活発に活動を行っています。また、「関西学院後援会」は、学生・生徒・児童の保護者・保証人の方を会員とし、学生・生徒・児童がより充実した活動を行うことができるようさまざまな事業を行っています。

(5)教育懇談会 
保証人を対象に実施している教育懇談会は、大学の教育・研究活動の現状や成果の情報を提供するとともに、保証人が大学の教職員と直接会い、学生個々人の学業成績・学生生活・就職・留学等について相談・懇談をすることができます。2021年度の開催予定は次のとおりです。
①地区別教育懇談会
関東・東北・甲信越地区(東京):6月12日(土)
東海地区(名古屋):7月10日(土)
四国地区(高松):10月 9日(土)

②学内教育懇談会             
神戸三田キャンパス:9月4日(土)
西宮上ケ原キャンパス:9月18日(土)