ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー [大学院 人間福祉研究科]

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科       2015年11月4日   更新  ]

 人間福祉研究科では以下の教育課程の理念の下、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)およびアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)を定めています。

Ⅰ.教育課程の理念

 関西学院の建学の精神であるキリスト教主義教育とスクールモットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を基本にして、急速なグローバル化と少子高齢社会等の下で変化する価値観の中で、多様化する社会的、心理的、あるいは政治的、経済的問題に対する精緻な分析能力を保持し、社会福祉学を基本にした学際的なアプローチで、問題解決に向けた高い実践能力や実証研究能力を涵養する。これにより、従来の社会福祉学分野にとどまらず、隣接した領域においても指導的役割を担える人材養成や研究者の育成を果たす。
 前期課程では人間福祉の諸分野を学び、高い学識と高度な専門的知識を持ち、リサーチ能力、分析能力、政策立案能力を保持し、社会の様々な場においてその専門性を発揮し、社会に貢献できる人材の育成を重視していく。同時に、後期課程に進学するための研究指導と教育を行う。
 後期課程では、人間福祉領域における高度な研究能力を涵養し、学問研究の継承と独創的な研究による博士学位取得のための教育を行う。

Ⅱ.ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

 上記の教育理念の下に、人間福祉研究科では博士前期課程と博士後期課程において 以下のようなディプロマ・ポリシーを定めています。

[前期課程]
修士(人間福祉)の学位は、以下の修了要件を満たす者に与えられます。
 1.人間福祉研究科博士課程前期課程に所定の年限在学し、所定の単位を修得し、修士論文の審査に合格した者。
 2.人間福祉研究の基礎となる思想・理論・歴史、及びその応用と発展につながる社会科学と人間科学の関連領域を学び、福祉の現場、行政、教育分野等において広く福祉社会の維持・発展に貢献できる高度な専門知識、及び実践的な技法を有すると認められる者。

[後期課程]
博士(人間福祉)の学位は、以下の修了要件を満たす者に与えられます。
 1.人間福祉研究科博士課程に所定の年限在学し、所定の単位を修得し、博士論文の審査に合格した者。
 2.人間福祉の専門領域において、自立した研究者として高い水準のリサーチから得た独自データを活用できる高度な研究能力、及び専門領域に新たな理論的枠組みを提供する独創的な知見を有すると認められる者。

Ⅲ.カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 上記のディプロマ・ポリシーに基づいて教育を行うために、人間福祉研究科では以下のようなカリキュラム・ポリシーを定めています。

[前期課程]
 前期課程では、研究者育成を目的としたカリキュラムだけでなく、福祉社会の維持・発展に貢献できる人材育成を前提とした多様なカリキュラムを整備しています。「人と社会(環境)の交互作用」の科目では社会福祉の様々な分野について、「社会系」の科目では福祉社会を支える国家や社会の構造について学びます。そして「人間系」科目では、人のこころと身体にかかわる問題を学びます。これらの科目以外にも、英語文献の講読科目やフィールドワーク科目を開講しており、狭い専門領域にとらわれることなく幅広く学べるように科目を配置しています。これらの科目を修得することで高度な知識と専門的技法を身に付け、その成果を修士論文としてまとめることができるように論文指導を行います。

[後期課程]
 後期課程では、在籍者が研究テーマに即して指導教授を選び、その指導の下で博士論文の作成に取り組めるようにカリキュラムを整備しています。国内外の文献研究や質的・量的なリサーチの実施といったことで研究を深めるだけでなく、学会での報告や研究論文の学術雑誌への投稿・掲載で成果を社会に問うことも求めます。そして、これらの成果をまとめて博士論文を完成できるように論文指導を行います。また博士学位キャンディデート制を設けており、1年以内に博士論文を提出できると研究科から認められた者をキャンディデートとして承認します。

Ⅳ.アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

 人間福祉研究科は、人間と社会(環境)の中で生じたさまざまな問題に対応するため、幅広い教育と研究、社会貢献といった側面から対応できる、より高度な専門性を持つ実践家や研究者の育成を目指しています。
 人間福祉専攻における学問的な構成は、社会福祉方法論、社会福祉の理論、歴史、思想、哲学、価値などの原理論、加えて社会福祉政策論、社会福祉行財政論、福祉国家論、国際福祉論などの領域、さらには社会起業・社会的企業論、人の生死や身体に関わる死生学、健康科学などに及んでいます。

[前期課程]
 人間福祉の諸分野に高い関心を持ち、社会のさまざまな場においてその専門性を発揮し、社会に貢献する意欲のある者を受け入れています。また、広く社会から人材を集めつつ、国際的な研究活動に取り組むために、社会人および留学生の受け入れを積極的に図っています。

[後期課程]
 人間福祉領域における高度な研究能力を身につけ、優れた研究を行うことのできる者を受け入れています。