研究科の紹介 [大学院 人間福祉研究科]

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科       2016年10月31日   更新  ]

人間福祉研究科

人間福祉専攻
 人間福祉研究科には人間福祉専攻があり、博士課程前期課程(標準年限2年)と博士課程後期課程(標準年限3年)とが設置されている。

▼関西学院における社会福祉研究の歴史

従来、関西学院における大学院レベルでの社会福祉教育は社会学研究科社会福祉学専攻において行われてきた。1960(昭和35)年社会学部が新設されると同時に社会学研究科内に社会福祉学専攻博士課程前期課程(修士課程)が設置され、大学院における社会福祉教育および研究が本格的に開始された。さらに1976(昭和51)年には、社会福祉学専攻博士課程後期課程(博士課程)が設置され、高度な知識と技能を有する社会福祉学の研究教育者を養成する体制が整備された。そしてここから数多の修士、博士を輩出し、社会福祉の現場、学界に大きく寄与してきた。

▼人間福祉研究科設立の経緯

現代社会がますます複雑化、深刻化するにともない、様々な社会問題、生活問題が顕現するという状況に鑑み、人間福祉学部の完成年度を待たず、人間福祉研究科が2008年4月から設置されることになった。この設置にともない、社会学研究科の社会福祉学専攻は廃止されることになった。これは、より高度な専門性を保持する実践家ならびに研究者を養成する大学院設置が強く求められるという、喫緊の社会的要請に依拠している。
 前期課程においては、学部教育を基盤に、さらなる専門知識を身につけた人材の育成を目指す。一方、研究面においては前期課程の2年間に加え、後期課程を置くことによって、新しい学問の可能性、より高度な学問の継承や創造が可能となる。研究科は社会学研究科社会福祉学専攻に比し、研究指導教員が大幅に増加し研究分野も拡大した。既述した社会問題、生活問題に対応できる人材の要請は社会福祉学だけでは充分ではなく、その周辺分野を含めたより広い学問と高度な専門知識を必要としている。こうしたことに応えるべく充実した研究科の設置に至ったのである。

▼人間福祉研究科の特色

前期課程において、20名を越える指導教授を有し、社会福祉方法論における研究・教育の「伝統」にとどまらず、さらに理論、歴史、思想、哲学、価値といった原理論、社会福祉政策、行財政(国、地方)、福祉国家論、国際福祉の分野等これまで未整備であったマクロの領域における研究教育をも充実させています。また、人の生死、生命倫理、身体論、健康といった人間存在の本質にかかわる課題を探求することで人間福祉をより深く追求します。このように社会福祉学を中心にすえ、社会学、経済学、体育学等の学問を広く応用することにより、21世紀の新たな研究及び教育の伝統を創ることができる内容となっている。
 後期課程においては学問の継承と発展を目的とし、研究者養成を第一義に据え、キャンディデート制度の導入や毎年度末に後期課程在籍者全員を対象に後期課程成果報告会を実施する等、学位取得の為の充実した指導体制を布いていることが注目される。いち早く大学院後期課程を設置し、研究者も全国に多く輩出していることからも学問分野のレベルの高さは定評があるところである。
 また研究科は社会人にも門戸を開放し、社会人入学者も多い。一方、東アジアを中心にして留学生も多数学んでいる。

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