レストランを開店し滞日外国人女性に働く場を提供

[ 編集者:広報室 2016年10月17日 更新  ]

黒田 尚子さん(2012年 人間福祉学部卒)

 

今年7月、神戸元町にレストラン「神戸アジアン食堂バルSALA」を開いた。中国やタイ、フィリピンなどから来て神戸市内に住む外国人女性が作る母国の料理を提供し、彼女たちの就労支援を行っている。
 出身の人間福祉学部では日本の抱える社会問題について考えることが多く、滞日外国人たちが社会とのつながりを持てずに苦労していることを知った。1年生の時、フィールドワークで知り合った4人の滞日外国人女性たちが作る料理を提供する屋台を学内で開いた。その後も卒業まで、屋台のほかケータリング、週1回のカフェなど活動の幅を広げた。
 しかし、「4年間で支援できたのは4人だけだった」と思いが募り、卒業後も活動を続けていくことを決意。すぐにでもレストランを開きたい気持ちは強かったが、家族や支援者らに相談した結果、いったん就職することにした。リクルート社で3年間、飲食店への企画営業を行い、効果的なメニューの作り方や広報の仕方を勉強。今年、念願のオープンへとたどり着いた。
 現在、店では8人の滞日外国人女性が働く。「将来的には、店舗を増やし彼女たちにも店長を務めてもらいたい。通販も始めて、さらなる雇用につなげたい」と意欲的だ。店内のクッションや壁の絵はフィリピンのNGO団体が作ったり描いたりした作品。かわいい店の中には熱い思いがあふれている。