[ 商学研究科 ]3つのポリシー

アドミッション・ポリシー

 商学研究科は、経営、会計、マーケティング、ファイナンス、ビジネス情報、国際ビジネスの6分野において、スクールモットーであるMastery for Service(奉仕のための練達)を具現化するために「組織運営に関して高い分析力と深い洞察力を有する研究者や専門職業人」を輩出することを教育上の目的としている。   そのため博士課程前期課程2年間の「専門学識コース」、博士課程前期課程と博士課程後期課程の5年一貫制となる「研究職コース」、博士課程後期課程3年間において、高度の専門性と豊かな人間性を備え、理論的基盤のある人間の育成を目指す。したがって、この趣旨を理解し、高い基礎学力を備え、向上心を持ち、さまざまな適性を有する多様で幅広い学生たちを受け入れる。

博士課程前期課程

 博士課程前期課程専門学識コースでは、6分野の中から指導教授の属する「主分野」に関する高い分析力と深い洞察力を2年間で養い、その集大成として、修士論文の作成を目指す。そのため、「主分野」に関する学部卒業程度の基礎学力と思考力を有しているとともに、修士論文の作成に真摯かつ積極的に取り組む姿勢が求められる。 博士課程前期課程研究識コース(5年一貫)では、商学に関する幅広い研究能力を2年間で養い、博士論文作成のための研究能力の基盤の修得と修士論文の作成を目指す。そのため、「主分野」ならびに「主分野」以外に関しても学部卒業程度の基礎学力と思考力を有しているとともに、修士論文の作成に真摯かつ積極的に取り組む姿勢が求められる。

博士課程後期課程

 博士論文の作成を通じて、商学に関する独創的な研究能力の修得を目指している。そのため、商学の「主分野」ならびに「主分野」以外に関しても博士課程前期課程修了程度の基礎知識と思考力を有しているとともに、博士論文の作成に真摯かつ積極的に取り組む姿勢が求められる。

ディプロマ・ポリシー

前期課程

前期課程では、専門学識コースと研究職コースのそれぞれにおいて、以下の方針に基づき学位を授与する。 

1.専門学識コース 
専門学識コースでは、「主分野」において以下の能力を修得した者に対し、修士の学位を授与する。 

(1)経営分野
経営の組織、戦略、管理、労務、財務、歴史などの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(経営学)の学位を授与する。 

(2)会計分野
財務会計、管理会計、監査、国際会計、情報会計などの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(会計学)の学位を授与する。

(3)マーケティング分野
マーケティング、流通、ロジスティクスなどの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(マーケティング)の学位を授与する。 

(4)ファイナンス分野
金融論、企業金融、国際金融、金融史、保険などの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(ファイナンス)の学位を授与する。 

(5)ビジネス情報分野  
データサイエンス、ビジネス情報、国際経済、市場システム、ビジネス・イノベーションなどの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(ビジネス情報) の学位を授与する。

(6)国際ビジネス分野研究者の養成  
国際マーケティング、異文化マネジメント、国際ビジネス交渉、国際通商システム、イノベーション・エコシステムなどの領域において、高い分析力と深い洞察力を修得した者に対し、修士(国際ビジネス)の学位を授与する。

2 研究職コース  
研究職コースでは、商学に関する幅広い研究能力を修得し、博士論文作成のための研究能力の基盤を修得した者に対し、修士(商学)の学位を授与する。 

後期課程

後期課程では、商学に関する独創的な研究を行い、博士論文を作成することを通じて、高度な研究を推進する能力を修得した者に対し、博士(商学)の学位を授与する。

学位授与プロセス図PDFファイル   [ 115.08KB ]

学位論文の評価基準PDFファイル   [ 54.46KB ]

カリキュラム・ポリシー

商学研究科では、「組織運営に関して高い分析力と深い洞察力を有する研究者や専門職業人」の輩出を図るという教育理念を実現するために、「経営」、「会計」、「マーケティング」、「ファイナンス」、「ビジネス情報」、「国際ビジネス」という6つの研究分野を整備し、指導教授が所属する分野(主分野)を軸として研究に取り組むカリキュラムを編成する。

前期課程

1.専門学識コース 
専門学識コースでは、高い分析力と深い洞察力を2年間で養うことに主眼を置き、その集大成として修士論文を位置づけている。そのため、「主分野」に特化して科目を履修     し、大学院教員による講義および指導教授による演習指導を通じて、修士論文の作成に取り組むようにカリキュラムを編成する。  

(1)経営分野
経営の組織、戦略、管理、労務、財務、歴史などの領域において、現象の解明の基盤となる理論と分析手法、ならびに高度な専門的学識を修得できる科目を提供する。  

(2)会計分野
財務会計、管理会計、監査、国際会計、情報会計などの領域において、現象の解明の基盤となる理論と分析手法、ならびに高度な専門的学識を修得できる科目を提供する。

(3)マーケティング分野
マーケティング、流通、ロジスティクスなどの領域において、現象の解明の基盤となる理論と分析手法、ならびに高度な専門的学識を修得できる科目を提供する。 

(4)ファイナンス分野
金融論、企業金融、国際金融、金融史、保険などの領域において、現象の解明の基盤となる理論と分析手法、ならびに高度な専門的学識を修得できる科目を提供する。  

(5)ビジネス情報分野  データサイエンス、ビジネス情報、国際経済、市場システム、ビジネス・イノベーションなどの領域において、現象の解明の基盤となる理論と分析手法、ならびに高度な             専門的学識を修得できる科目を提供する。

(6)国際ビジネス分野研究者の養成  
国際マーケティング、異文化マネジメント、国際ビジネス交渉、国際通商システム、イノベーション・エコシステムなどの領域において、現象の解明の基盤となる理論および分析手法、ならびに専門的学識を修得できる科目を提供する。

2.  研究職コース 
研究職コースでは、博士論文作成のための研究能力の基盤を養うことに主眼を置き、博士論文の作成に至る部分的・中間的成果として修士論文を位置づけている。そのため、「主分野」に重点を置きつつ「主分野」以外に必要とされる分野についても科目を履修し、大学院教員による講義および指導教授による演習指導を通じて修士論文の作成に取り組むとともに、商学に関する幅広い研究能力を修得するようにカリキュラムを編成する。    なお、研究職コースでは、前期課程入学の段階から指導教授を中心とした博士論文指導委員会による研究指導と論文指導を行う

後期課程

指導教授を中心とした博士論文指導委員会による研究指導と論文指導を行い、後期課程3年間での博士学位取得、遅くとも後期課程進学後5年以内の博士学位取得に取り組む体制を整えるとともに、商学に関する独創的な研究能力を修得するようにカリキュラムを編成する。