[ 総合政策研究科 ]3つのポリシー

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

総合政策研究科が求める学生像

総合政策研究科では、社会の各分野で指導的役割を果たしうる高度専門的職業人の育成、あるいは研究者として十分な専門的能力を有する人材の育成という目的に向け、必要となる専門知識と応用力、適切な語学力を有することを前提に、専門、文化や立場が異なる多様な学生を受け入れることにより、相互に助け学びあうことができる教育研究環境を実現します。学生は入学後、本研究科の理念である「自然と人間の共生、人間と人間の共生」への理解を深め、各自の専門領域において必要となる能力を身に着けるとともに、異なる専門領域についても幅広い学びを探求し、それらの学びを高度な次元で結合し、研究論文という形で取りまとめることが期待されます。

博士課程前期課程

  • 入学に際して必要となる学力としては、幅広い知識と高度な専門性、データ分析やプレゼンテーションなどの応用力に加えて、外国語運用能力を有していることが望まれます。また学生の資質としては、特に社会への幅広い関心とリーダーシップ、対話を通して他者の考えを十分に理解する力を有していることが求められます。

博士課程後期課程

  • 前期課程で必要となる学力、資質に加えて、新規性のある独自の研究テーマと具体的かつ適切な研究計画を有し、それを主体的に実行する力が求められます。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)【2020年度以前入学者】

修士学位は、課程の修了要件を満たし、修士論文の審査に合格した学生に授与されます。修了要件を満たすためには、所定の期間以上在籍し、所定の単位を修得することに加え、リサーチ・コンソーシアム及びリサーチ・フェアでの発表と、外国語(英語)学力の認定が求められます。
これらをふまえて執筆された修士論文について公聴会、口頭試問および審査委員会を実施し、さらに研究科委員会での合否判定を経て学位が授与されます。

博士学位は、諸政策の融合領域における研究課題の発見、企画、推進能力を修得した、国際的に通用する自立した研究者あるいは専門的実務家として認められることが、学位授与の要件となり博士論文の審査に合格した学生に授与されます。そのためには、諸学会等での研究報告、審査付学術論文(あるいはそれに相当する著作)の公刊、概要論文の審査での合格が求められます。これらをふまえて執筆された博士論文について公聴会、口頭試問および審査委員会を実施し、さらに研究科委員会での合否判定を経て学位が授与されます。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

博士課程前期課程では、ヒューマン・エコロジーの理念に基づき、専門的知識と課題分析力・政策提案力を身につけた、国際社会で活躍できる専門家の養成を目指します。通常の講義と演習に加えて、複数の教員が担当・運営する「政策特別演習」を実施し、ひとつの課題を異なる視点からとらえて政策の編集・統合を試みるという主体的かつ学際的な研究・フィールドワークの機会を提供します。 また、プレゼンテーション能力やディスカッション能力の開発のために、産官学民による共同研究体制としてのリサーチ・コンソーシアムや、学部と共催するリサーチ・フェアでの発表を義務付けます。なお、一級建築士受験資格取得を希望する学生のために、二年間の実務経験として認定される講義及び演習科目・インターンシップ科目を開講します。 博士課程後期課程では、高度な専門性とゆたかな独創性を兼ね備えた、国際社会で通用する研究・教育者あるいは専門的実務家の養成を目指します。研究指導と論文指導を基本的カリキュラムとし、在学中からの諸学会での研究発表を支援します。 与えられた研究課題を受動的にこなすのではなく、自ら研究テーマを設定し、研究のチームリーダーとしても行動できる、研究企画力や総合力の獲得も目指します。