学位論文審査基準 [大学院 人間福祉研究科]

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科       2012年12月1日   更新  ]

人間福祉研究科 学位論文審査基準

 人間福祉研究科においては、関西学院の建学の精神であるキリスト教主義教育とスクールモットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を基本にして、急速なグローバル化と少子高齢社会等の下で変化する価値観の中で、多様化する社会的、心理的、あるいは政治的、経済的問題に対する精緻な分析能力を保持し、社会福祉学を基本にした学際的なアプローチで、問題解決に向けた高い実践能力や実証研究能力を涵養する。これにより、従来の社会福祉学分野にとどまらず、隣接した領域においても指導的役割を担える人材養成や研究者の育成を果たすことを人間福祉研究科人間福祉専攻の教育研究目的(ミッション)として据えている。

Ⅰ.前期課程

 前期課程では人間福祉の諸分野を学び、高い学識と高度な専門的知識を持ち、リサーチ能力、分析能力、政策立案能力を保持し、社会の様々な場においてその専門性を発揮し、社会に貢献できる人材の育成を重視する。
 このために、以下のようにディプロマ・ポリシーを定めている。
 人間福祉研究の基礎となる思想・理論・歴史、およびその応用と発展につながる社会科学と人間科学の関連領域を学び、福祉社会の維持・発展に貢献できる知識や技術を備えた人材を育成する。福祉現場における実践者だけでなく、行政で活動できる人材、また社会起業を目指す人材の養成にも取り組む。専門領域の高度な知識は勿論、実践的な技法の修得も求める。

【修士学位論文の評価基準】
 1.研究テーマの明確性
    研究テーマが明確で、研究目的にかかる意義や必要性が述べられている。
 2.研究方法の妥当性
    研究目的に照らして研究・分析の方法が適切である。
 3.先行研究との関連性
    関連する研究を渉猟し理解した上で、その到達点が踏まえられている。
 4.論理の一貫性
    分析、結果、考察に至る論理展開に整合性、一貫性がある。
 5.独創性
    考察・結論において学術的に独創性・重要性がある。

Ⅱ.後期課程

 後期課程では、人間福祉領域における高度な研究能力を涵養し、学問研究の継承と独創的な研究による博士号取得のための教育を行う。
 このために、以下のようにディプロマ・ポリシーを定めている。
 前期課程で修得した専門知識と実践的技法を活用して研究に取り組めるように研究指導を行う。また高い水準のリサーチから得た独自データを活用するだけでなく、専門領域に新たな理論的枠組みを提供する独創的な知見に基づいて研究成果をまとめ、博士学位申請論文を提出する。

【博士学位論文の評価基準】
 1.研究テーマの明確性
    研究テーマが明確で、研究目的にかかる意義や必要性が的確に述べられている。
 2.研究方法の妥当性・厳密性
    研究目的に照らして研究の方法が適切である。
    資料・データの取り扱いや分析結果の解釈が妥当且つ厳密である。
 3.先行研究との関連性
    関連する研究を十分に渉猟し、的確に理解した上で、その到達点が踏まえられている。
 4.論理の一貫性
    分析、結果、考察に至る論理展開に整合性、一貫性があり、明確に結論が導き出されている。
 5.独創性
    考察・結論において学術的に独創性・重要性があり、社会への貢献が果たされる。