文化歴史学専攻 担当教員

[ 編集者:文学部・文学研究科        2019年4月24日   更新  ]

哲学倫理学領域

■教授 榎本 庸男(えのもと つねお)

カントを中心として広く人間の実践について研究を進めている。カントの実践哲学が、歴史や社会、そしてそこでの法や政治に関してどれほどの射程をもつかということが最近の主なテーマである。

■教授 久米 暁(くめ あきら)

現代英語圏の哲学の成果を検討しつつヒューム等の近世英国哲学の現代的意義を明らかにすることを通じて、事実と価値の区別・規範性の起源等に焦点をあてた、言語哲学・認識論・メタ倫理学の研究を進めている。

■教授 米虫 正巳(こめむし まさみ)

1. デカルト、スピノザ、ライプニッツなど近世哲学の研究。
2. 19世紀から21世紀にかけてのフランス哲学史。特に現象学と科学認識論の展開。
3. 諸学問の言説に対する哲学的観点からの考察。

美学芸術学領域

■教授 加藤 哲弘(かとう てつひろ)

ヴァールブルク(Aby Warburg,1866-1929)のイコノロジーを手がかりに、西欧の美術とその解釈の方法論を研究している。また、非西欧や日本近代における「制度」としての芸術や美学の移植の問題にも関心がある。

■教授 河上 繁樹(かわかみ しげき)

日本染織史。特に中世・近世の染織品に関心がある。江戸時代中期の小袖について、主に友禅染を中心に研究を進め、その復元を行っている。

■准教授 桑原 圭裕(くわばら よしひろ)

映像学。アニメーションの「動き」の表現に関する研究。また、演劇・映画における群集劇にも関心を持ち、その内容と形式の問題を考察している。

■准教授 小石 かつら(こいし かつら)

仏革命以降、音楽享受の場は教会や宮廷からコンサートホールへとひろがった。そこで展開された近代的演奏会の実態を、世界最古の民間オーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を中心に研究している。

地理学地域文化学領域

■教授 荒山 正彦 (あらやま まさひこ)

近代日本における観光と風景をめぐる文化地理学的研究。満洲などへの植民地観光や風景論の系譜を事例としている。また、アルプス山麓における風景の文化史にも取り組んでいる。

■教授 田和 正孝 (たわ まさたか)

日本を含むアジア・太平洋の小規模漁業を人間と海洋環境との関係に注目しながら研究している。野外調査で得たファースト・ハンドの資料から何が解明され、研究自体が地域漁業の維持や管理にいかに応用できるかが課題である。

■教授 山口 覚 (やまぐち さとし)

近現代社会を都市化と移動という側面から考えている。特に現在は、阪神間都市に居住する出郷者の都市生活や、高度成長期に実施された制度的な労働力移動である「集団就職」の諸相に関心を持っている。

日本史学領域

■教授 志村 洋 (しむら ひろし)

日本近世の村落と中間層などについて研究している。具体的には、大庄屋行政区などの村を越えた領域を題材として、そこに展開した政治的・経済的諸関係の解明を中心におこなっている。

■教授 高岡 裕之 (たかおか ひろゆき)

日本近現代の会社と文化を研究している。とくに20世紀の特色である都市化と大衆化という現象を、その原型が登場してくる第一次世界大戦期から捉え直すことを目ざしている。

■教授 中西 康裕 (なかにし やすひろ)

『続日本紀』を主な研究課題としている。編纂過程の解明と、奈良時代及び平安時代前期の思想を検討している。

アジア史学領域

■教授 後藤 裕加子 (ごとう ゆかこ)

前近代のイスラーム史において、イランを中心としたペルシア語文化圏の歴史を専門としている。現在はサファヴィー朝時代の地方史や制度が研究テーマ。

■教授 佐藤 達郎 (さとう たつろう)

漢王朝の官僚制度とその変遷を、木簡などの出土文字史料も利用しつつ研究している。また、その制度を理念的に支え、変化させていった文化史的背景についても関心を持っている。

■教授 成田 靜香 (なりた しずか)

中国学。中国古典文学、中国語教授法、中国女性史。19世紀の中国に生まれ、アメリカで教育をうけ、神戸で医療伝道に従事した金雅妹を中心にキリスト教と中国女性の問題を考察している。

■教授 水越 知 (みずこし とも)

中国近世(宋~清代)の歴史を人々の生活、価値観、宗教意識などの観点から研究している。現在は清代の裁判関係の史料を中心に、基層社会のさまざまな生活の営みや、宗教信仰、親子・家族のあり方について研究を進めている。

■准教授 森川 裕貫 (もりかわ ひろき)

中国近現代の政治思想・政治文化について、中国語および日本語や英語の史料も用いつつ、緻密な論理に支えられた政治批評(政論)と、暴力をも容認する過激な言論という二つの側面に注目して研究している。

西洋史学領域

■教授 坂本 優一郎 (さかもと ゆういちろう)

近世・近代のイギリス社会史・経済史を中心に研究している。近世以降の社会の構成原理として「投資」に着目し、そのような「投資社会」の18世紀から20世紀にかけての展開を非ヨーロッパ諸国の経験も視野におさめながら研究を進めている。

■教授 中谷 功治 (なかたに こうじ)

7世紀に生じた古代地中海世界の解体という未曾有の危機を乗り越え、その後数世紀にわたって存続した国家、ビザンツ帝国の特質を、テマ制やイコノクラスムなどを手がかりに主に政治・軍事面から考察しています。

■教授 橋本 伸也 (はしもと のぶや)

教育社会史・文化史的観点からみたロシア帝国論を主たる研究分野としつつ、並行して、EU加盟後のエストニア・ラトヴィアの国家統合と複合民族社会形成をめぐる同時代史的研究、近現代世界の教育構造をめぐる比較社会史的研究などを行っている。

■准教授 藤井 崇 (ふじい たかし)

ヘレニズム時代ならびにローマ帝政期(およそ紀元前4世紀から紀元後4世紀まで)のギリシア語圏の歴史を、主たる研究領域にしている。近年は特に、王権と支配者崇拝、都市制度、死生学、医学、宗教に関心を持って研究をおこなっている。本学の伝統である銘文やパピルスなどの出土史料を積極的に利用している。