2019.11.25.
経済学部生が地元企業とコラボで体験型カフェを開催

京漆器をもっと身近に感じて!

12月18日(水)~22日(日) 京都市下京区で


 経済学部の栗田匡相・准教授のゼミ生たちが、京都の伝統工芸品の一つである漆器の再興に協力する取り組みを2017年から進めており、その試みの一環として、12月18日(水)から22日(日)まで、京都市下京区油小路の多目的イベントスペース「もやし町家」で、蒔絵や漆塗りの体験とともに京都の和菓子を漆器で楽しむイベント「京漆器カフェ」を開催します。学生たちが「京漆器に気軽に触れてもらえる場を作る必要がある」と考えた企画です。有料のイベントではありますが、取材のご参考にしていただければ幸いです。

 学生たちは「JAPAN REBIRTH PROJECT」と名づけて2年前から取り組んでいます。これまで、今年3月に開かれた第50回京漆器展のレイアウトを提案したり、江戸時代には庶民に愛用されていたという「アサギ椀」の復活に取り組む職人のサポートをしたりしてきました。学生たちはこうした活動を通し、職人のものづくりに対する姿勢や情熱を学び、伝統というイメージから京漆器に敷居の高さを感じる消費者がいることなど課題も実感。今回のイベントにつながりました。
 「京漆器カフェ」は、京漆器作りを体験する1時間、スイーツなど軽食を楽しむ1時間からなる2時間制。漆器だけでなく様々な製品への漆の活用を試みている佐藤喜代松商店の指導のもと、金粉を使った蒔絵や漆塗りを体験します。後半の1時間は、京都にゆかりがある企業の洋菓子や和菓子が京漆器とともに提供されます。この企画には、佐藤喜代松商店のほか、象彦、遊部工芸といった京漆器企業、京菓子の亀屋良長、お茶の椿堂、スイーツの洛甘舎、MAISON DE FROUGE(メゾン・ド・フルージュ)、チョコレートのDari Kなどに協力していただいています。担当の阿部優志さん(経済学部4年)は「京漆器の伝統、そして、私たちの活動に多数の企業が共感して協力してくれました。ここでしか味わえない京漆器カフェを、ぜひ多くの方に味わっていただきたい」と意気込んでいます。

【京漆器カフェ】
■日 時:12月18日(水)~12月22日(日)
第一部:10時〜 第二部:12時~ 第三部:14時~ 第四部:16時~(各部定員24名で先着順)
■場 所:もやし町家(京都市下京区西若松町268)
■参加費:5000円か7000円のコースを選択
■問い合わせ:JAPAN REBIRTH PROJECT (兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 経済学部栗田研究会)
担当者:阿部優志(経済学部4年生)    TEL:090-6903-4404  
E-mail:japanrebirthproject@gmail.com   HP: https://www.kyoshikki-cafe.com/