2019.11.19.
151人のパネルなどを展示 「たどろう、みんなの生きた証」

生命(いのち)のメッセージ展in神戸 11月30日(土)

人間福祉学部・坂口幸弘教授ゼミ生による実行委員会など主催


 犯罪や事故、医療過誤やいじめ、一気飲ませなどが原因で理不尽に命を奪われた犠牲者151人の等身大パネルと本人の写真や靴を展示する「生命のメッセージ展in神戸」が11月30日(土)、神戸・三宮のJR三ノ宮駅地下広場で開かれます。関西学院大学人間福祉学部の坂口幸弘教授のゼミ生たちによる生命のメッセージ展in神戸実行委員会(実行委員長:深水結さん・人間福祉学部3年生)と特定非営利活動法人いのちのミュージアムが、兵庫県警察被害者支援室の協力を得て開催するもので、県内ではこれまでで最も大規模な内容となります。ご多用とは思いますが、案内記事の掲載、ならびに取材をご検討いただけますと幸いです。

 坂口ゼミに所属する赤田ちづるさん(人間福祉研究科 博士後期課程2年)は、2003年に未成年の飲酒運転による事故で弟の佐藤隆陸さん(当時24歳)を亡くし、当事者遺族としてメッセージ展の活動に取り組んでいました。趣旨に賛同した坂口ゼミでは、活動の一環として、2016、2017年度に西宮上ケ原キャンパス内で30体のパネルを展示する「生命のメッセージ展in関学」を開催しました。
「メッセンジャー」と呼ばれる犠牲者一人ひとりの等身大パネルには、本人の写真や家族の言葉が添えられ、足元には「生きた証」である靴を置いて生命の大切さを訴えます。展示するメッセンジャーには、赤田さんの弟のほか、2001年に神奈川県座間市で飲酒・無免許・無車検の暴走車により命を奪われた鈴木零さん(当時19歳)、2012年に京都府亀岡市で起きた集団登校の列に暴走車が突っ込んだ事故で亡くなった中江幸姫さん(当時26歳)のパネルも展示されます。

 生きたくても生きられなかった「メッセンジャー」からの「いのちを守り、未来につなげる願い」を感じられる貴重な場となります。

【生命のメッセージ展in神戸】
日 時 :2019年11月30日(土)10:00~16:00
場 所 :JR三ノ宮駅 地下広場(阪神神戸三宮駅 西口前)
主 催 :生命のメッセージ展in神戸実行委員会、特定非営利活動法人いのちのミュージアム
後 援 :法務省、文部科学省、国土交通省、警察庁、兵庫県、兵庫県警察、神戸市、
公益社団法人ひょうご被害者支援センター、関西学院大学人間福祉学部
協 賛 :神戸トヨペット株式会社
協 力 :アート引越センター
問合先 :兵庫県警察被害者支援室(0120-338-274)※土、日、祝日を除く9:00~17:45