2017.11.01.
「人文学の学びは社会で役立つか」文学部で実践型学習科目 開講中

学外講師と意見交換、企業等の訪問も


 関西学院大学文学部で、自らの学びが実社会に出て役立つかどうかを考え、確かめる授業が進められています。「キャンパスを出て、実社会を経験する」という目的で全学的に取り組むハンズオン・ラーニング・プログラム(実践型学習)の一つで、秋学期(9月~1月)の開講科目「実践英語学資料研究6」。これまでに本学文学部出身の公認会計士や弁護士から「外から見た文学部」についての講義を受けて議論を重ねており、11月27日と12月4日には、数人ずつに分かれて企業や学校を訪問し、幹部らと意見交換する予定です。最終的には1月10日に、授業のまとめとして学内向けに公開プレゼンテーションをすることにしています。

 「文学部? 就職は、大丈夫なの?」などと言われることの多い文学部の学生。しかし実際には、最新のデータだけでなく、過去の文献も丁寧に学び、マルチなものの見方を養っており、時代の変化や危機的な状況にも対応できる正しい判断力を発揮しやすいのではないか、とも考えられています。そうした認識を、社会で活躍する人々との議論を通して学生に養ってもらおうと企画されました。訪問先は、銀行、語学学校、住宅メーカーなどを予定。文学部だけでなく、理工、教育両学部の学生も受講しています。

 この文学部での取り組みを、ぜひ取材していただければと思います。
 企業等を訪問する際の取材を希望される場合は、11月20日までに広報室(0798-54-6017)までご連絡ください。

◇科目名 「実践英語学資料研究6」
◇担当教員 山本圭子教授
◇今後の授業日程
 11/13(月) ゲストスピーカー(キャリアコンサルタント)による講義
 11/20(月) チームごとに取材計画策定
 11/27(月) 企業訪問 1 ※
 12/ 4(月) 企業訪問 2 ※
 12/11(月) チームごとのプレゼンテーション、クラス全体で成果共有
 12/18(月) 公開プレゼン準備
  1/10(水) 公開プレゼンテーション
 ※ 訪問先の都合により、日程が変更になる場合があります。