2017.07.26.
自転車行脚で貧困撲滅を訴え「ちゃりんこプレゼン2017」

学生28人が広島、愛知から高校を巡りながら西宮(兵庫県)をめざす

日時:8月29日~9月9日

 開発途上国で家建築活動などを通じて貧困問題の解決を目指している関西学院大学の学生団体「関西学院上ヶ原ハビタット」の学生が、8月29日から9月9日にかけて、広島と愛知から自転車で各地の高校を訪ねて、貧困撲滅を訴える「ちゃりんこプレゼン2017」を行います。

 現代社会は効率性が優先されがちですが、関西学院上ヶ原ハビタットは、ボランティアの地道な活動をより知ってもらうため、自転車を使って各地を巡り、より多くの人々に貧困問題の現状を伝えようと、2003年からこの活動に取り組んでいます。今年で8回目になります。

 今年の参加学生は28人。2グループに分かれ、広島と愛知から出発し、関西学院大学のある西宮市を目指します。途中にある高校などを訪問しながら、街頭での募金活動にも取り組みます。これまでフィリピンで行ってきた家建築活動や孤児院への物資支援活動についてプレゼンテーションするほか、継続的に行っている東日本大震災の被災地ボランティアなどについても報告します。

 参加する学生は「今回のメンバーの中には、このちゃりんこプレゼンを高校生の時に聞き、それがきっかけで入部した部員がいます。高校生との交流も大切にしながら、ボランティアを身近に感じてもらい、『やってみよう』と一歩踏み出すきっかけにしたいです」と意気込んでいます。

※関西学院上ヶ原ハビタットは、アメリカに本部を置く国際NGO「Habitat for Humanity」のプログラムに参加し、インドネシア、タイ、スリランカなどの貧困地域へ赴き、現地の大工と協力して活動を行っています。ほかにも、フィリピンの孤児院への物資と文化交流の継続的支援、東日本大震災の復興を目指す東北支援などにも取り組んでいます。


■日時:2017年8月29日(火)~ 9月9日(土)

■ルート:広島、愛知から西宮を目指して移動します。通過する地域の高校に立ち寄ります。

■移動手段:自転車