2017.06.19.
7/1(土)、元警察大学校指導者を招き「危機管理研修」を開催~関西学院大学生約600人を対象に~

 アメリカの銃乱射事件やイギリスのコンサート会場などで起きた自爆テロなど、海外での突発的な事件や事故が発生する中、関西学院大学は、海外に派遣する学生を対象に「危機管理研修」を開催します。危機管理に関する指導は以前から実施していますが、昨年からは、テロ等を想定したより実践的な内容を加えて開催しています。

 対象者は、交換留学、短期~中期の語学研修や各種セミナーなどに参加する学生約600人です。講師は元警察庁国際緊急援助隊隊長で、PKOカンボジア暫定機構で文民警官や在スラバヤ日本国総領事館等で在留邦人保護担当領事を歴任された出宮良平氏です。
 本研修では、テロ対策の現状、不測の事態への対応、ハラスメント/ストーカー対策、薬物犯罪対策等、海外で遭遇する可能性のある危機に対し、何を注意すべきかなど具体的な対応について指導いただきます。

 関西学院大学は、2014年度文部科学省「スーパーグローバル大学等事業(スーパーグローバル大学創成支援)」の採択を受け、学生の海外派遣に力を入れています。現在、年間で約1,400人が海外へ渡航しており、単位修得を伴う海外留学経験者は2023年には2720人(現在の約2倍)になる見込みです。本学では、学生の海外派遣を安全・確実なものにするために、外務省に加えて在外公館やJICA等からも最新情報を直接入手して学生に危険情報を提供しています。さらに、従来から構築してきた学内の危機管理体制に加え、危機管理会社をはじめとする専門家(機関)との連携を強化するなどして、セーフティネットを重層化しています。

               


■日時:7月1日(土)13:00~14:30 
■場所:中央講堂 西宮上ケ原キャンパス
■テーマ:「テロ等の予期せぬ事態及び犯罪に備えて」
■講師:出宮 良平氏(元警察大学校 国際警察センター 警察庁警視)
■対象:留学プログラム参加者 ※学部・研究科・センター提供の留学プログラムを含む
■主催:国際教育・協力センター