2016.11.14.
シンガポールで日本酒カクテルを!11/18(金)~、関西学院大生が現地でイベント開催

シンガポールの国旗や気候などをイメージ。材料は主に日本酒とピーチジュース。

シンガポールの国旗や気候などをイメージ。材料は主に日本酒とピーチジュース。

 兵庫県西宮市の酒造メーカーなどと日本酒の魅力をPRする活動を続けている関西学院大学日本酒振興プロジェクトの学生3人は11月18日(金)、19日(土)の2日間、シンガポールに出かけて、日本酒に親しんでもらうイベント「酒うらら」を開催します。メーカーの「大関」、「白鹿」、「日本盛」が協賛します。
 シンガポールでは今、日本食がブームですが、日本酒には高級酒というイメージがあるといいます。学生たちは、女性や若いビジネスマンをターゲットにしたオリジナルの日本酒カクテルを考案。ショッピングモールに設けたイベント会場で、「シンガポールサンライズ」「グレープフルーツサマー」といったフルーツとミックスした口当たりのよい日本酒カクテルと軽食を用意します。メンバーの澤果林(さわ・かりん)さん(国際学部3年生)は「家でも少量の日本酒を使って身近なフルーツで割って楽しんでもらえれば、日本酒に対して新たなイメージができるのでは」と期待します。
 日本酒振興プロジェクトは国際学部の木本圭一ゼミの学生が中心になって2014年に活動を始め、昨年から海外でのPRも進めています。高校時代にシンガポールに滞在していた田島紡蘭(たじま・ほのら)さん(国際学部3年生)は「シンガポールには、世界各国から多様な人種とビジネスマンが集まっている」と今回の狙いを語ります。
 学生たちは酒造メーカーとやり取りしながら、並行してシンガポールの企業ともメールやLINE等で交渉を重ねました。「私たちがしたいことと各企業のニーズが違うこともありました。企画を何度も練り直し、企業から協賛いただけるようになりました」と苦労を振り返ります。
 会場はシンガポール中部のノベナ駅直結のショッピングモールノベナスクエア2の4階日本食レストランHokkaido Fish Marketで、時間は16時から22時。参加費(軽食費込)は$25(約2,000円 )。
 
 現地の会場探しや各企業とのやり取りはすべて学生が自分たちで進めてきました。ご多忙とは存じますが、海外をフィールドにした実践的な学びの一例としてぜひご取材下さい。