2015.11.19.
「10th UNHCR難民映画祭」を関西学院大で開催

11月25・26・28日に西宮と三田で3作品上映

浅野健太さん(左)とシャンカイさん(右)

浅野健太さん(左)とシャンカイさん(右)

~古着回収による支援と難民学生によるトークセッションも~

 関西学院大学は11月25日(水)・26日(木)・28日(土)の3日間、「10th UNHCR難民映画祭」を関西学院大学西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパスで開催します。難民をテーマにした映画3作品を上映する予定です。

 「10th UNHCR難民映画祭」は国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所が難民問題の認識向上のため開催しています。関西学院大学は大学パートナーズとして、スーダン、シリア、アフガニスタンの難民問題を取り扱った3作品をキャンパスで上映します。企画・運営などは、難民問題を考える団体「J-FUNユースK.G.」の学生ら約10名が中心となって行います。UNHCRと難民が協力して進めている古着の回収による難民支援プログラムも会場で同時に行う予定です。

 「J-FUNユースK.G.」代表の浅野健太さん(総合政策学部3年生)は、「ヨーロッパでは難民問題が深刻化しています。私は関西学院大学に入学して同じキャンパスで学ぶ難民学生を知り、初めて難民の問題を身近に感じることができました。この映画祭と古着回収をきっかけに少しでも多くの方々に難民の問題を知るきっかけを提供し、理解を深めてもらいたいです」と話しています。25日(水)と28日(土)は、ミャンマー難民2世のテュアン シャンカイさん(総合政策学部4年生)が映画上映後に自身の体験談を話します。

※関西学院大学は2006年、UNHCR駐日事務所と協定を締結し、日本で初めて「難民を対象とする推薦入学制度」を設けました。2007年から今年までの間に16人の難民入学生を受け入れ、学費の全額免除や生活費の支援など学業に専念できる環境を提供しています。現在は東京の大学でも同様の制度が導入されるなど、難民に対する支援が広がっています。

<10th UNHCR難民映画祭(会場:関西学院大学)>
■主催:関西学院大学、J-FUNユースK.G.
■協力:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
■入場料金:無料(会場募金にご協力ください)
※入場は先着順(各回1時間前から会場にて入場整理券を配布、30分前に開場予定)
■上映場所:
<西宮上ケ原キャンパス>
11月25日(水)11時10分~社会学部101号教室、11月28日(土)11時~、14時~大学図書館ホール
<神戸三田キャンパス>
11月26日(木)11時10分~、15時10分~、いずれもアカデミックコモンズシアタールーム
■古着回収:下記場所に回収箱を設置。古着を回収し、ユニクロを通じて難民キャンプへ寄付する。
古着は洗濯されたトップスとボトムスが対象(靴下・鞄などは対象外)。
<西宮上ケ原キャンパス>
11月25日(水)~27日(金)9時~19時 H号館(社会学部事務室前)
11月28日(土)10時~17時 大学図書館エントランスホール
<神戸三田キャンパス>
11月26日(木)11時~17時 アカデミックコモンズシアタールーム付近
※西宮上ケ原キャンパスには駐車場はありません。公共交通機関をご利用願います。

上映映画などについて
■『目を閉じれば、いつもそこに~故郷・私が愛したシリア~』
11月25日(水)11時10分~@西宮上ケ原キャンパス、11月26日(木)11時10分~、15時10分~@神戸三田キャンパス
2011年に始まった紛争によって、家族を失い家も町も破壊され、帰る場所を失ったシリアの人々の想いと紛争の裏側にある現実を伝える作品。
※上映後、難民学生シャンカイさんと特定NPO法人難民支援協会広報部チームリーダー田中志穂氏によるトークイベント実施予定。

■映画『ボクシング・フォー・フリーダム』11月28日(土)11時~@西宮上ケ原キャンパス
アフガニスタンの女子ボクシング界でもっともすぐれた選手サダフ・ラヒミの生き方を描いた作品。

■映画『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』11月28日(土)14時~@西宮上ケ原キャンパス
1983年にスーダンで始まった内戦によって孤児になった南部スーダン出身の3人の難民の子どもたちの成長を描いた作品。今年4月に全国ロードショーされた。
※上映後、難民学生シャンカイさんならびにJ-FUNユースK.G.学生によるトークイベント実施予定。

※一般の方からの本件に関する問い合わせは、関西学院大学学長室(0798・54・6100))までお願いします。
※マスコミからの本件に関する問い合わせは、関西学院広報室(0798・54・6017)までお願いします。