2018.06.13.
熊本地震の被災地でボランティア 学生が支援内容を考案

第9回も益城町を中心に活動

茶話会で交流する学生と住民
茶話会で交流する学生と住民

 関西学院大学の学生が6月8日から11日まで、熊本地震の被災地でボランティア活動を行いました。参加したのは有志学生21人。関西学院大学ヒューマン・サービス支援室が実施しているもので、2016、17年度に続き、9回目です。支援内容は、学生がこれまでの参加経験を踏まえながら、議論を重ねて考案しました。

子どもたちと遊ぶ学生
子どもたちと遊ぶ学生

 期間中はこれまでと同様、被害の大きかった益城町の3つの仮設住宅で活動。学生らは仮説住宅での手伝いをはじめ、遊びを通じた子どもたちとの交流、茶話会、クイズなどのアクティビティ、手形を使ったアート作り、たこ焼きやドーナツ作りなどを開いて、被災者が集まって楽しめる機会を作りました。

手形アートを作る学生と子ども
手形アートを作る学生と子ども

 6回目の参加になる学生は「これまでの活動でずっと一緒に遊んできた子が、はっきり私のことを覚えていてくれて感動しました。驚いたのが、その子が私に対して震災の話をしてくれたこと。これまで私に対して震災の話をしてくれたことがなかったので、彼女と深いつながりが持てたのかなと感じました」。
 初めて参加した学生は「自分の目で現地を見てみて、地震の爪痕はまだ残っており、継続的な支援が必要であることを実感しました。仮設住宅で出会った人々の笑顔や熊本の自然を見たら、このボランティアをここで終わらせてはいけないと強く思いました」と話しました。