2025.01.27.
関西学院大学とLINK UPが連携協定を締結 近本光司氏の社会貢献活動を本学が支援

関西学院大学と一般社団法人LINK UP(代表理事:石井僚介、理事:近本光司)は連携協定を締結し、1月24日、西宮上ケ原キャンパスで締結式を執り行いました。

LINK UPは2024年、離島や地方の子どもたちに幅広い体験を提供する「子ども夢応援プロジェクト」をスタート。淡路島と沖永良部島の子どもたちを兵庫県に招待しての2泊3日のプログラムを企画すると、本学に具体的なプログラム立案などでの協力を依頼しました。これに対し、関西学院大学競技スポーツ局(KGAD)学生チーム企画広報部や、社会福祉学を専門とする人間福祉学部社会起業学科の柴田学・准教授ゼミの学生らが参加し、数カ月にわたり受け入れ準備を進めてきました。
これらの取り組みにより、両者はスポーツを通じた地域貢献で志を同じくすることをお互いに確認し、このたびの協定締結に至りました。

締結式の冒頭、石井代表理事は「『LINK UP』とは『仲間になる』という意味。子ども夢応援プロジェクトでは関西学院大学の学生も一体となり取り組み、離島の子どもたちに「本物」を知ってもらうことができた」とプロジェクトを実施する中で感じた手応えを紹介。また、近本理事は「プロ1年目のときから淡路島や沖永良部島などで社会貢献活動を行ってきたが、自分が現役の時だけで終わるのはすごくもったいないと思う。関学と手を組み、学生時代4年間で培った”Mastery for Service”の精神で、後継者や次の子どもたちなどの次世代へと繋いでいきたい」と今後のLINK UPの活動への思いを語りました。

KGAD局長の古川靖洋・副学長は「これからの大学スポーツでは競技力の向上だけでなく、学業との両立や地域社会への貢献も目指していく。KGADが社会貢献において特に大切にしたいのは、大学生が地域の子どもたちと直接かかわる機会をつくること」と話しました。さらに、森康俊・学長は「近本選手のような卒業生と在学生が一体となり、地域社会に貢献できるプログラムをスタートできたことは大きな意義がある。今後両者の関係を育て、教育、地方創生、スポーツ振興の観点から、より多くの学生が参加して学びに活かしてくれることを期待している」と語りました。

関西学院大学とLINK UPは、本協定を基に「子ども夢応援プロジェクト」をはじめ、地方創生、教育、スポーツ振興の分野において、プログラムの企画・実施などで協働していきます。