2024.05.08.
平常展 ヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」 開催のお知らせ

大学博物館開館10周年記念

桃井氏が撮影した関西学院大学 時計台

桃井氏が撮影した関西学院大学 時計台

2024年に開館10周年を迎える関西学院大学博物館(兵庫県西宮市、館長:濱田琢司)は、5月13日(月)~7月13日(土)まで、 平常展 ヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」を同博物館内(時計台2階展示室)で開催します。同写真展では、写真家 桃井一至氏が撮影した全国各地のヴォーリズ建築の写真を展示。また、会期中の5月31日(金)には、桃井氏とヴォーリズ記念館(近江八幡市)館長 藪 秀実氏との対談講演会も開催いたします。

1929年、関西学院は創立の地である原田の森キャンパス(現・神戸市灘区)から、西宮上ケ原キャンパスへ移ってきました。新校地への移転にあたり、その設計はW. M. ヴォーリズ(William Merrell Vories, 1880-1964)率いるヴォーリズ建築事務所に任されました。ヴォーリズは原田の森キャンパス時代から校舎等を手がけ、学院の発展はヴォーリズ建築とともにありました。ヴォーリズが図書館として設計した西宮上ケ原キャンパスの時計台は、現在、大学博物館として使われています。そして2024年、大学博物館は開館10周年を迎えます。これを記念し、本展では写真家・桃井一至氏が撮影した全国各地のヴォーリズ建築をご紹介します。

桃井一至氏について
京都府生まれ。写真家・長友健二氏に師事し1990年に独立。雑誌やカタログの撮影をはじめ、カメラ専門誌などに執筆。公益社団法人 日本写真家協会会員。 桃井氏は滋賀県近江八幡市にある近江兄弟社学園(現・ヴォーリズ学園)で幼稚園から高校まで学び、校舎はもちろん学園周辺にあるヴォーリズ建築にも親しみながら育ちました。 上京後、ヴォーリズ建築が全国各地にあることを知り、その姿を撮り続けてきました。 本展は早稲田スコットホール(2017 年)やソニーストア大阪 α Plaza(2019年)、 ヴォーリズ学園ハイド記念館 (2022年)で開催され人気を博した写真展です。 引き継がれ愛されてきた各地のヴォーリズ建築を、桃井氏の作品からご覧ください。

平常展 ヴォーリズ建築写真展 「VORIES TIME」
会期:2024年5月13日(月)〜7月13日(土)
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
会場:関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
休館日:日曜日
入館料:無料
後援:公益財団法人 近江兄弟社、西宮市

また、会期中の5月31日(金)には、西宮上ケ原キャンパス文学部チャペルで桃井氏とヴォーリズ記念館(近江八幡市)館長 藪 秀実氏との対談講演会も開催いたします。本講演会では、藪氏がヴォーリズの人柄や建築の特徴について、桃井氏が撮影時のエピソードや周辺の様子について語り合います。

開催記念対談講演会「ヴォーリズさんと建築の物語」~光と風と バンザイなこっちゃ!~
講師:桃井 一至 氏
藪  秀実 氏 (ヴォーリズ記念館館長)
日時:2024年5月31日(金)13:20〜15:00
会場:西宮上ケ原キャンパス 文学部チャペル(1929年竣工当時からあるヴォーリズ建築)
申込不要、聴講無料

(プレスリリース)ヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」開催のお知らせPDFリンク

平常展 ヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」PDFリンク