CCCは2011年に文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」に採択されてスタートした本学独自のプロジェクトで、今年度で14年目を迎えます。日本とカナダの学生による「寝食をともにした協働学習」をキーコンセプトに、国際ビジネスをテーマにしたプログラムを提供しており、これまでに711名の本学学生と544名のカナダ4大学の学生が参加しています。全編英語で実施するプログラムであることから、本学において最もレベルの高い国際教育プログラムの一つとして定着しており、中長期の海外留学を終えた本学学生のさらなる学びの機会としての役割も果たしています。

同アワードは文部科学省、経済産業省、厚生労働省、日本経済新聞社、マイナビが後援し、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取組を表彰する日本最大級のアワードです。「学生が選ぶ」との名称のとおり、約120名の有志の学生によって4日間にわたる学生選考会（個人評価およびグループ評価）が行われるのが特徴で、その選考会での評価が全体評価にダイレクトに反映されるなど、徹底して学生目線を取り入れた非常にユニークなアワードです。今回本学が受賞した文部科学大臣賞は、第3回アワードから創設された賞で、大学等における正規の教育課程（授業科目）として位置付けられるインターンシップを始めとするキャリア形成支援に係る取組等の中から、大学等または大学等と企業・団体の協働の取組として他機関の模範となる最も優れたプログラムを実施し、その成果が認められる大学等を表彰するものです。今回過去最多の大学から応募があった中、本学は関西の大学で初めての文部科学大臣賞受賞校となりました。

今回受賞したGIJは、日本とカナダの学生がペアとなり、国際的な事業を展開する企業で、「英語」による「課題解決型」のインターンシップを行うプログラムです（受入期間は8月後半の10営業日間）。受入れ企業が実際に抱えるビジネス課題の解決に向けて、異なるバックグラウンドを持つ学生同士がペアとなり、それぞれの独自性を尊重しながら一つの目的に向けて協働することを通じて、「多国籍な場面で活躍できる実践的な能力」を養うとともに、自身の能力や適性と向き合う機会を与え、さらなる学習意欲の向上を図ります。また、受入れ企業は業界・企業規模ともに多種多様であり、インターンシップ期間終了後に本学にて、各受入れ企業での経験や学びを発表・共有させる機会を設けることで、様々な企業への興味・関心を喚起することにより、学生の進路選択における視野を広げることも狙いの一つとしています。

CCCのカレッジ長 兼 チーフアカデミックディレクターである矢頭(やず)典(のり)枝(え)教授（国際教育・協力センター）は「文部科学大臣賞という素晴らしい賞を頂き大変光栄です。日本とカナダの学生が協働学習を行うこのプログラムは、日本の学生にとっては言語の壁、カナダの学生にとっては文化の壁がある中で、さらに双方にとって慣れないビジネスという分野に飛び込むため、大変チャレンジングなプログラムです。ペアを組む学生間での衝突や葛藤も多々あったかと思いますが、それを乗り越えて目標を達成した学生の皆さんのことを心から誇りに思いますし、実際に参加した学生や学生選考会に参加した学生の皆さんが、このプログラムを高く評価してくださったことをとてもうれしく思います。これからも学生の声を真摯に受け止め、学生のキャリア形成支援につながるよりよいプログラムを提供していけるよう精進していきたいと思います。また、プログラムの趣旨をご理解のうえ学生受入れにご協力くださった企業関係者の皆様、優秀な学生を推薦してくれたカナダ4大学の関係者にも心より感謝申し上げたいと思います」と話しています。

ご参考

Cross-Cultural College(CCC)…関西学院大学とカナダの4大学（トロント大学、クイーンズ大学、マウント・アリソン大学、ウエスタン/キングス大学）が協働で運営するバーチャル・カレッジ。日本とカナダの学生による「寝食をともにした協働学習」をキーコンセプトに、国際ビジネスをテーマにしたプログラムを複数提供。全編英語で実施するプログラムであることから、本学において最もレベルの高い国際教育プログラムの一つとして定着しており、中長期の海外留学を終えた本学学生のさらなる学びの機会としての役割も果たしている。

  CCCについて詳しくは こちら

Global Internship in Japan(GIJ）…日本とカナダの学生がペアとなり、国際的な事業を展開する企業で、「英語」による「課題解決型」のインターンシップを行うプログラム（受入期間は8月後半の10営業日間）。受入れ企業が実際に抱えるビジネス課題の解決に向けて、異なるバックグラウンドを持つ学生同士がペアとなり、それぞれの独自性を尊重しながら一つの目的に向けて協働することを通じて、「多国籍な場面で活躍できる実践的な能力」を養うとともに、自身の能力や適性と向き合う機会を与え、さらなる学習意欲の向上を図る。
※URLは同上

学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード…文部科学省、経済産業省、厚生労働省、日本経済新聞社、マイナビが後援し、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取組を表彰する日本最大級のアワード。4日間にわたる学生選考会（個人評価およびグループ評価）が行われるのが特徴で、その選考会での評価が全体評価にダイレクトに反映されるなど、徹底して学生目線を取り入れた非常にユニークなアワード。文部科学大臣賞は、大学等における正規の教育課程（授業科目）として位置付けられるインターンシップを始めとするキャリア形成支援に係る取組等の中から、大学等または大学等と企業・団体の協働の取組として他機関の模範となる最も優れたプログラムを実施し、その成果が認められる大学等を表彰する。

  学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワードについて こちら

CCCではGlobal Internship in Japanにご協力くださる企業を随時募集しています。若手グローバル人材の育成を通じた社会貢献や、日本・カナダの学生のアイデア獲得に興味・関心をお持ちの企業様は、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。詳細をご説明いたします。

企業様からのお問い合わせ先

関西学院大学 国際教育・協力センター内 CCC事務局
TEL. 0798-54-6046
MAIL. ccc-office@kwansei.ac.jp