2023.12.08.
【取材のご案内】 関西学院高等部が「中・高生 探究の集い2023」を開催

探究学習に打ち込む中高生・教員が全国から集結

関西学院高等部(兵庫県西宮市、高等部長:枝川 豊)は12月16日(土)、「中・高生 探究の集い2023」を西宮上ケ原キャンパスで開催します(後援:関西学院大学、Classi株式会社)。本イベントは、探究学習に打ち込む中高生・教員が全国から集結し、各校が取り組む探究学習について発表や対話をするイベントです。当日は探究学習の評価に詳しい大学教員を前にスクリーンを使って発表する「コンテスト部門」と、対話を重視したポスターセッションを行う「オープン部門」を実施します。今年は39校と昨年度に引き続き300名を超える生徒・教員が参加予定。今年度で2度目の開催となります。


【実施背景:新しい学習指導要領と探究学習】
2021年に中学校で、2022年に高校でスタートした新しい学習指導要領では、探究学習を重視することが記載されており、全国の中学・高校が工夫をしながら探究学習に取り組んでいます。探究学習のあり方や進め方を各校が模索する中、全国の生徒・教員から「他の学校の取り組みを見てみたい」「より良い探究活動にするにはどう進めるべきか知りたい」といった声があがりました。そこで、関西学院高等部は、2019年度から文部科学省指定「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の拠点校として活動してきた実績を活かし、本イベントを企画しました。探究学習の取り組み方を共有することはもちろん、生徒や教員らが学校を越えてお互いに学び合い、フィードバックを送り合うことで、さらなる学びに繋げる場を提供します。
※WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業…Society 5.0をけん引し、世界で活躍できる人材育成を目的とした文部科学省の事業

【本イベントを担当する関西学院高等部 西室雅央 教諭からのメッセージ】
昨年度に引き続き、学びの成果の共有はもちろんのこと、熱意やエネルギー、喜びや感動、疑問や悩みを対面で直に感じることのできる場を、参加者全員で作り出したいと思います。多くの気づきが生まれ、次のステップに向かうヒントを1つでも得ることが出来ればと願っています。

「中・高生 探究の集い 2023」
■ 日時:2023年12月16日(土)10:00~15:45(予定)
■ 場所:関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
     開会式・各種プログラム:G号館 
     閉会式:中央講堂
■ 主なプログラム:開会式(10:00~10:15)
          オープン部門|審査を目的としないポスターセッション形式(10:30~12:40)
          コンテスト部門|審査員を招いたコンテスト形式(10:30~12:30)
            生徒向け交流会|参加者の中高生の交流、対話の場(13:30~14:30)
            教員向けセミナー|①Classiセミナー 教員向け情報提供 (13:00~13:30)
                    テーマ:「ICT×研究支援について」
                  ②特別ゲスト 京都大学大学院教育学研究科 西岡加名恵教授(13:30~14:30)
                   テーマ:「探究的な学習」におけるパフォーマンス評価
                    表彰式・閉会式(15:00~15:45)
■ 参加予定数:コンテスト部門 25組(20校 生徒55名) オープン部門 48組(29校 生徒123名)
       ※コンテスト部門とオープン部門において参加校一部重複有
       ※コンテスト部門については、参加枠数を超過する応募があったため、審査を行った
■ 審査員:
出口朋美氏(近畿大学法学部教養・基礎教育部門 准教授)、山本良太氏(大阪教育大学理数情報教育系 准教授)、長岡徹郎氏(大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部 助教)、登本洋子氏(東京学芸大学先端教育人材育成推進機構 准教授)、井ノ上憲司氏(大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 准教授)、時任隼平氏(関西学院大学高等教育推進センター 教授)、住政二郎氏(関西学院大学生命環境学部 教授)、西口啓太氏(関西学院大学ライティングセンター 准教授)、月岡靖智氏(関西学院大学商学部 准教授)、岩田貴帆氏(関西学院高等教育推進センター 専任講師)
■ 参加費:無料
■ 主催:関西学院高等部
■ 後援:関西学院大学、Classi株式会社


【関西学院高等部について】
学校名:関西学院高等部
所在地:兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
高等部長:枝川 豊
創立:1889年
関西学院高等部の取り組み:関西学院高等部は大学受験に縛られない環境を活かし、これまでも3年間をかけて自身のテーマで卒業論文を書き上げる「読書科」といった独自の探究学習を展開してきました。WWL事業の拠点校となってからは、「AI活用」「ピーススタディ」「グローバルスタディ」といった、社会とのつながりを意識した、教科横断型・PBL型の授業を新設し、既存の読書科と連携させていくことで、生徒と教員が共に学ぶ「関学らしい探究学習」を目指しています。

【株式会社Classiについて】
企業名:Classi株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿2丁目1-1 新宿三井ビルディング 14階
代表:加藤 理啓
創業:2014年4月4日
事業概要:Classiは<子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる>をミッションとして掲げ、教育プラットフォーム「Classi」を全国の高校および中高一貫校に提供しています。学校(School)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた「SchoolTech」を推進し、生徒一人ひとりが主体的に学ぶ意欲と学び続ける力を先生とともに育んでいけるようサポートしています。