2023.05.29.
【取材のご案内】図書館内でいけばな・茶道体験 「体験型図書館」という新たな試み ー新型コロナで失われた交流と学びの機会を創出ー
関西学院大学図書館(兵庫県西宮市)は5月31日(水)および6月2日(金)、いけばなと茶道を体験できるワークショップを同図書館内で開催します。ポストコロナや図書・資料の電子化などの将来を見据え、交流・創造の場として学生に図書館の価値を感じてもらうことが狙いです。普段会話や飲食が禁止されている同図書館で初めての試みとなります。各ワークショップの詳しい日時や当日の流れなどは次ページに記載しています。
図書館内の和空間でいけばな・茶道体験
今回のワークショップでは、本学のいけばな部、茶道部の協力のもと、豊富な本や資料とともに、「体験」を通して日本の伝統文化を学びます。日本で暮らしていても、いけばな・茶道に触れる機会は意外に少ないものです。同図書館地下1階の特設エリアに畳を敷き、読書空間の中に現れた和空間で、事前に申し込んだ参加者が実際にいけばな・茶道の体験をします。
今回のワークショップは、原則会話・飲食が禁止されている図書館内において、発話・飲食を伴うワークショップを実施するという新たな取り組みとなります。
新型コロナウイルス感染症流行で失った交流の場・機会を提供
新型コロナウイルス感染症の影響により、学生はキャンパスライフの様々な場面で、交流の機会を著しく制限されました。同感染症が5類へ移行した後も人間関係や大学生活に悩みを抱える学生がまだまだ多く存在します。こうした状況下で、図書館に行けば「誰かに出会える」「新しい発見がある」など、学生が図書館を訪れるきっかけ作りが求められています。また、本学は知の交流拠点・創造の空間として、図書館が学生の居場所になることに重要な意義があると考え、今回のワークショップを企画しました。
未来における図書館のあり方を模索
今回のワークショップは、図書・資料の電子化など、様々な環境や利用者のニーズの変化を捉え、将来の図書館がどうあるべきかを模索していくなかでの試行的な取り組みのひとつです。読書に加え、体験を通じた学び合いや創造の場を創出することを狙いとし、図書館という環境を活かして、いけばな・茶道を体験するワークショップを実施するに至りました。
告知3日後にはほぼ満席に
今回のワークショップは本学在学生を対象に参加を募集しました。5月31日(水)3・4時限開催のいけばなワークショップ(定員各時限12名ずつ)、6月2日(金)2・3・4時限開催の茶道ワークショップ(定員各時限8名ずつ)の申し込み枠は、募集開始後約3日でほぼすべての回が満席となり、学内のニーズが高いことが分かっています。各ワークショップの詳細は次ページに記載しています。
ワークショップ概要
いけばなワークショップ "出張いけばな部"
■日時:2023年5月31日(水)※各時限内容は同じ
3時限目回13:20~15:00
4時限目回15:10~16:50
■場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
大学図書館 地下1階吹き抜けエリア特設会場
■定員:各時限 12名(計24名)
■内容:・講師より全体の流れの説明
・お花をいける体験(いけたお花は参加者が持ち帰り可)
・講師から各参加者へのフィードバック
・記念撮影
■協力:関西学院大学文化総部 いけばな部
5月26日(金)~5月31日(水)はいけばな部の作品を会場に展示
茶道ワークショップ "本とともに楽しめる茶道体験"
■日時:2023年6月2日(金)※各時限内容は同じ
2時限目回11:00~12:40
3時限目回13:20~15:00
4時限目回15:10~16:50
■場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
大学図書館 地下1階吹き抜けエリア特設会場
■定員:各時限 8名(計24名)
■内容:・講師より全体の流れの説明
・茶会体験(点てられたお抹茶をお茶菓子とともに参加者がいただく)
・お茶を点てる体験(参加者が自らお茶を点てて自分でいただく)
・お道具を見る時間(講師から道具に関する説明)
■協力:関西学院大学文化総部 茶道部
同図書館地下1階に設けられたワークショップ特設エリアの様子
本件に関するお問い合わせ先
学校法人関西学院 広報室(担当:梁島(やなしま))
〒662-8501
兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
TEL. 0798-54-6873
Fax. 0798-51-0912