2023.02.16.
写真洗浄で水害被災者の思い出を守る 有志学生が1枚ずつ丁寧に仕上げ被災地へ返す

2月26日(日) 西宮上ケ原キャンパスで開催

作業イメージ

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地域・社会貢献活動に力を入れている関西学院大学は2月26日(日)、泥で汚れた写真を洗浄して被災者に返却する写真洗浄ボランティアを西宮上ケ原キャンパスで実施します。有志で集まった15名の学生・教職員が約150枚の洗浄に取り組みます。関西学院大学では初めての取り組みです。
泥で汚れた写真は放置しておくとバクテリアが侵食し、いずれ見えなくなってしまいます。写真洗浄は、その浸食を防ぐため、水、エタノールで写真を洗う活動です。場所を問わず活動できるため、コロナ禍の影響などで現地に行けない場合でも復興支援に貢献することができます。
今回は、令和元年東日本台風や熊本水害など水害で汚れてしまった写真を対象としています。写真の多くは、結婚式や七五三など被災者一人ひとりの想いが込められています。学生らは専門家による説明を受けながら、1枚ずつ丁寧に洗浄します。

運営メンバーとして参加予定の神保千琴さん(法学部4年生)は「災害支援と聞くと、救助活動や避難所のお手伝いなど、すぐには行動に移せないものを想像するかもしれません。私もそうでした。しかし、写真洗浄は遠方からでも被災した方の役に立つことができます。ただ洗ってお返しするのではなく、災害を学び、被災した方へ思いを馳せながらみんなで和気あいあいとできます。参加する学生とともに楽しんで取り組みます」と話しています。

■日時:2023年2月26日(日)13:00~15:00
■場所:西宮上ケ原キャンパス 大学院1号館210教室
■主なスケジュール:
 13:00 オリエンテーション、写真洗浄(前半)
 14:00 プチ防災セミナー(昨年度活動報告_南越前町/清水)、写真洗浄(後半)
 15:00 感想共有、アンケート記入など
■共催:関西学院大学ボランティア活動支援センター ヒューマン・サービス支援室、被災支援ボランティア団体おたがいさまプロジェクト、関西学院大学災害コミュニティつむぎ