障害者ソーシャルワークや障害学をテーマにしている松岡克尚・人間福祉学部教授のゼミ生たちが11月26日（土）、ファッションモデルで車椅子モデルの第一人者である日置有紀さんを西宮上ケ原キャンパスに招き、講演会を行います。
講演会のテーマは「誰もが輝ける社会～車椅子モデルからモデルへ～」。モデルをはじめ、女優やタレント、講師など多彩な活躍を見せる日置さんが自身の経験を踏まえながら、障がい者や車椅子の生活におけるおしゃれの課題、日本社会の意識、モデル活動を始めてからの苦労や心境の変化、参加者へのメッセージなどを話します。
ファッションモデルにとって、モデルとしての「完璧な身体」が求められる中で、身体障がいがあることは求められることからの逸脱として捉えられる傾向があります。参加者一人ひとりがこうした一種の社会的な思い込みについて考え、障がいや外見至上主義についての自身の価値観を問い直す機会を目指します。
　講演の後、松岡ゼミ生がルッキズムの観点などから日置さんに質問するトークコーナーがあります。

日置有紀（ひおき ゆき）さん　プロフィール
1989年兵庫県生まれ。18歳で脊髄の病気を発症し、頚から下が麻痺したことにより車椅子ユーザーに。2008年障がい者向けウエディングドレスの商品モデルをしたのを機に、モデルとして活動を開始。2017年、福岡では世界最大規模のファッションショー「福岡アジアコレクション2017」で、初の障がい者・車椅子モデルとして出演。その他、映画「樹海村」「ランウェイ」など出演多数。

講演会「誰もが輝ける社会～車椅子モデルからモデルへ～」
■日時：2022年11月26日（土）　13:30～16:30（開場：13:00）
■場所：関西学院大学西宮上ケ原キャンパス　G号館3階 301教室
■一般参加：可能（申し込み必要、無料）、手話通訳あり
■主催：関西学院大学人間福祉学部研究会
■運営：人間福祉学部社会福祉学科 松岡克尚ゼミ