2022.10.13.
台湾とインドの学生が先端科学技術の実践的応用をKSCで学ぶ~ 「エネルギー・環境問題」解決へアプローチ~

10月20日-26日 神戸三田キャンパス(KSC)

関西学院大学は10月20日(木)~10月26日(水)、東海大学(台湾)、国立台湾師範大学(台湾)、アミティ大学ノイダ校(インド)、ビヤニガールズカレッジ(インド)から大学生・大学院生・教員計18名を招いた科学技術体験交流プログラムを神戸三田キャンパス(KSC)で実施します。本プログラムは科学技術振興機構(JST)主催の「 国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム) 」に採択されたもので、2014年度から12回目の実施となります。(2021年度はオンライン)

日本と同様に資源の乏しい台湾、そして急激な経済成長をとげるインドにおいてそれぞれ共通の課題となっているエネルギー・環境問題。それらを解決する鍵の一つは、先端科学技術を実践的に応用することです。今回は台湾とインドの学生たちが本学 KSC独自の教育環境 を実体験し、日本の学生たちと交流することで、それぞれの母国・地域と日本の架け橋となる人材育成を主な目的としています。日本人学生の国際化、海外留学へのモチベーションを高めることも期待されます。

【概要】
10月20日(木)午後 開会式/オリエンテーション
10月21日(金)終日 燃料電池の実験・理論(講義と実習)
10月22日(土)終日 大型放射光施設SPring-8見学
10月23日(日)終日 京都での文化体験
10月24日(月)終日 太陽電池材料の顕微分光分析の講義・実習
10月25日(火)午前 国際交流、留学相談、報告会準備 / 午後 最終報告会
10月26日(水)午前 帰国
 

「国際青少年サイエンス 交流事業(さくらサイエンスプログラム)」について

科学技術分野における日本と海外の青少年の国際交流を推進する、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の事業です。一般公募プログラムでは大学等の日本の機関が作成する科学技術体験、共同研究、科学技術研修に関する青少年の国際交流計画の実施経費をJSTが支援します。
本学では過去の参加者のうち6名(インドネシア4名、ベトナム2名)が本学の国際修士課程に、1名(インド)が博士後期課程へ進学した実績があります。また、プログラムがきっかけとなり、ベトナムの引率教員との共同研究を開始し、これまでに共著論文5報を発表しています。さらに、ベトナム国家大学ハノイ校工業技術大学とは大学間協定締結へと結びつきました。今回実施するプログラムでも、今後のさらなる発展が期待されています。