2021.11.17.
建築学部が東急不動産と連携協定締結~建築と都市の未来を創造できる人材育成めざす

2022年度 住まいにおける「実践と研究」をテーマに授業開講

 関西学院大学建築学部は11月17日、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡田 正志、以下:東急不動産)と、人的・知的資源の交流と活用を図り、教育、研究等の分野で相互に協力し、グローバルな視野で建築と都市の未来を創造できる人材育成に目指すことを目的に、連携協定を締結いたしました。
 2022年度には、建築学部に「実践と研究」をテーマにした演習科目を開講する予定です。

経 緯
 本学が所在する兵庫県西宮市において、東急不動産は2つの学生レジデンスを開発中で、プロジェクト発足時より、同物件の付加価値・サービス向上のために、本学との連携の可能性を探っていました。
2021年4月に建築学部が誕生したことで、本格的な連携の検討が進み、建築学部と議論を重ねた結果、東急不動産が開発中のプロジェクトに対する提案という枠に留まることなく、建築学部の教育・研究機関としての知見と、東急不動産の民間企業としての不動産事業に関する知見を活かし、実践と研究を融合させた人的・知的資源の交流を図っていきたい、という目的が両者で一致したため、産学連携に関する協定を締結することになりました。

本協定で具体的に取り組むこと
 2022年度、建築学部に「実践と研究」をテーマにした研究成果の提案を目指した実践的な演習科目「建築・都市演習(仮称)」を開講します。対象は2年生以上で、20~30名程度の履修者を予定。内容は不動産開発や事業企画、建築に関する実務、実社会の課題に触れる講義のあと、受講者による「住まい」についての課題研究などを経て、東急不動産に対して事業提案や企画設計を行っていく予定です。また、さらに踏み込んだ連携として、各研究室との共同研究の可能性も探ってくことにしています。