新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、海外に渡航する留学が全面中止となるなか、関西学院大学はオンラインによる多彩な国際教育プログラムを用意し、学生に提供しています。夏季（8月～9月）に実施するプログラムの説明会がオンラインで始まりました。海外の協定大学が提供する外国語研修をはじめ、現地の大学や企業、政府機関と連携し、提示される課題にグループでヒヤリングや調査を実施するグローバルＰＢＬ（課題解決型学習）を6種類用意。カナダの学生とビジネス課題に取り組むプログラムや、インドネシアの学生と交流するセミナーなど43年続いているプログラムの初のオンライン版もあります。「リモートでの国際的なグループワークなど、ポストコロナの働き方を体験できる」「海外に行けなくても現地の学生と交流できる」「安価だし参加手続きも簡単なので、プレ留学に最適」といった側面もあるため、学生の人気は高く、今年2月に実施した海外異文化体験セミナーには、定員25名を大幅に超える約40名の応募がありました。また、同時期に実施した外国語研修には約100名の学生が受講しました。本学のホームページ内に、今できる国際教育を詳しく紹介する「withコロナ特別サイト」も開設しています。

【2021年夏季 オンライン国際教育プログラム】
◎グローバルPBL
・ベトナムにおけるマーケティング戦略～プライベートブランドを拡販しよう
　　交流先大学：ホーチミン市経済金融大学
・観光デジタルマーケティング～東呉大学（台湾）の学生とコロナ禍の旅行業界の課題を解決しよう
・日加異文化理解～マウント・アリソン大学（カナダ）の学生と一緒にラジオ番組を配信しよう
・日豪交流促進～クイーンズランド州政府に向けて現地学生と一緒にオンラインイベントを企画しよう
・社会と環境～環境問題を共通テーマに日越大学（ベトナム）の学生と共に学ぼう
・SDGsと社会～カンボジアの社会問題からSDGsを考える 交流先大学：プノンペン王立大学

◎外国語研修
＜英語＞ダブリン・シティ大学（アイルランド）、ケンブリッジ大学（英国）、マラヤ大学（マレーシア）、チェンマイ大学（タイ）、
　アデレード大学（オーストラリア）、クイーンズ大学（カナダ）、トロント大学（カナダ）、ニューヨーク州立オルバニー校（米国）、カリフォルニア大学アーバイン校（米国）
＜中国語＞国立陽明交通大学（台湾）
＜朝鮮語＞慶熙大学（韓国）
＜スペイン語＞アリカンテ大学（スペイン）

◎CCC Global Career Seminar in Japan
　日本とカナダの学生混成のグループを組み、企業・団体等から与えられるビジネス課題について解決策を立案する。第一線で活躍する企業の方々から直接情報を収集したあと、グループ内で解決案を導き出し、最終的に企業担当者対してプレゼンテーションを行い、講評をいただく。
交流先大学：カナダ4大学（ウエスタン/キングス大学、クイーンズ大学、トロント大学、マウント・アリソン大学）

◎インドネシア交流セミナー
　"Reconsidering Peace and Happiness under the COVID-19 Crisis: Through Innovative Encounter between Japan and Indonesia" をテーマに、研究発表やグループ討論、文化紹介などを行う。
交流先大学：サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学

【withコロナ特別サイト】
　 https://ciec.kwansei.ac.jp/covid/
　国際教育・協力センターの留学紹介ページ内に、「今できる国際教育プログラム」として、オンライン国際教育プログラムや留学生と学べる科目などについて、本特別サイトにて随時紹介しています。