2021.04.21.
アフリカ・マダガスカルの農村支援を始動する経済学部生がオンラインでビブリオバトルを開催

関西学院大学の栗田匡相・経済学部教授のゼミ生(栗田研究会)が4月24日(土)16時~18時、書評会「ビブリオバトル」をオンライン(Zoom)で開催します。
ビブリオバトルとは、発表者がお気に入りの本を紹介し、参加者が読みたくなった本(=チャンプ本)を投票で決定する書評会です。今回は、発表者が「アフリカ」もしくは「子ども」をテーマにしたお気に入りの本を持参し、一人5分の持ち時間でその本を紹介します。発表者は大学生以上を予定し、誰でも無料で参加できます。
栗田研究会ではアフリカの国々で調査研究に取り組んでおり、これまでにケニア(2013年)、セネガル(2018年)、マダガスカル(2014、2016、2017、2019、2020年)の3カ国に出かけています。現地では、貧困層が多い農村や漁村の家々でインタビューを中心に調査。「農業技術の普及と農民ネットワーク」「漁業保険の導入と人々の性格特性」「多次元貧困と人々の幸福度」「母親の家庭内地位と子どもの教育・栄養」といったテーマで研究報告し、ISFJ日本学生政策会議などで受賞した実績があります。
現在はコロナ禍で出かけられませんが、今後は中長期にわたり、マダガスカルの農村社会・経済を豊かにするサポートプロジェクトを企画。これまでに得た知見を活用し、村の小学校への給食導入や、貧困層向けの少額の融資制度の創設、さらには農業省と協力して近代農業技術の普及、母親会の導入による女性の地位向上と就労支援など、村で暮らす全ての人たちが幸せになれるようなサポートに取り組む予定です。
学生たちは活動を通じ、現地の子どもたちを取り巻く貧困を目の当たりにし、貧しくても笑顔で夢を語る子どもたちの純粋さを知るなかで、「自分たちで何かしたい」と、子どもたちに教科書や絵本といった本を届ける「BOOK FOR CHILDREN」という活動を続けています。今回のビブリオバトルでは、「アフリカ」「子ども」をテーマに本を紹介し、アフリカへの理解促進やBFC活動の訴求も目指しています。
コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催となりましたが、学生たちはお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりしながら、できるだけ対面で実施しているような雰囲気を出そうと工夫するそうです。

ビブリオバトル~オンライン~
【日時】4月24日(土)16時00分~18時00分
【場所】オンライン(Zoom)