2020.12.15.
田中大輔・理工学部准教授が、「科学技術への顕著な貢献 2020 (ナイスステップな研究者)」に

文部科学省科学技術・学術政策研究所が選定

 文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれるとして選定する「ナイスステップな研究者」の一人に、関西学院大学の田中大輔・理工学部准教授=写真=が選ばれ、12月15日、発表されました。2005年から選定が始まった事業で、過去にナイスステップな研究者に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥 教授や天野浩教授も含まれています。

 田中准教授が取り組む研究テーマは、「ハイスループット合成・評価システムと機械学習の統合による革新的エネルギー貯蔵・変換材料の探索」。最先端のナノテクノロジーの手法を駆使して分子を自在に操り、革新的な材料を開発することをテーマとして研究しています。現在は特に、金属イオンと架橋配位子から自己集合的に形成される金属-有機構造体(Metal-Organic Frameworks : MOF)に着目しています。
 

※科学技術・学術政策研究所の発表内容は、次の通りです。
  https://www.nistep.go.jp/archives/46302  

※研究推進社会連携機構 研究創発センターの関連ページ
  https://www.kwansei.ac.jp/souhatsu/page13  

※田中大輔准教授に関する最近の報道発表資料
・「マイクロ流路を利用して、多孔性材料の生成メカニズムを解明」(2020年7月11日)
  https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4140  
・「光をあてることで、水を分解して水素を発生させる新たな多孔性物質を開発」(2019.12.24)
  https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/1035  
・「2種類の有機物を混ぜることで、リチウムイオン電池の特性を劇的に向上する手法を開発」(2019.11.30)
  https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/press_20191130_023497.html