2020.09.29.
国連アジア太平洋経済社会委員会とインターンシップ協定締結

国内の大学では初めて~年間5人まで派遣へ

 関西学院大学と国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は、インターンシップに関する協定を締結しました。本学が2017年に開設した大学院副専攻「国連・外交コース」で学ぶ学生の国際的なインターンシップ先の一つとして、ESCAPが条件を満たした学生を年間5名までインターンとして受け入れる枠組みを取り決めたものです。ESCAPとのインターンシップに関する協定は、国内の大学では初となります。
 本学からESCAPにはこれまで、国連外交コースから2名の学生を派遣してきました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在は出入国が難しい状況が続いており、派遣が具体的にいつからになるかは未定です。(協定締結は7月9日に行いました)

 アジア太平洋経済社会委員会は1947年に設立され、包摂的かつ持続可能な開発を達成するために、各国間の協力を促進する国連の地域ハブとして活動しています。現在、53加盟国および9準加盟メンバーで構成される地域において、最大の政府間プラットフォームです。

◆締結にあたり、本学の村田治学長は次のように話しています。
 「関西学院大学は、『スクールモットー”Mastery for Service(奉仕のための練達)”を体現する世界市民の育成』というミッションのもと、これまでも国連・国際機関などと連携しながら実践的なグローバル人材育成のための教育を行ってきました。これらの実績に基づき、2017年4月にスーパーグローバル大学の事業の一つとして大学院副専攻「国連・外交コース」を設置しました。このコースでは学生が将来に向けて国連・国際機関等での実践経験を積む機会を提供するためインターンシップを必修としており、これまで19名の学生を国内外の国連・国際機関等に派遣しています。ESCAPには2名の学生を派遣しました。
 今回の協定締結は、前ESCAP事務局次長であり、国連・外交関連プログラム室室長の村田俊一・総合政策学部教授の尽力により実現しました。日本の大学として初めてESCAPとインターンシップ協定を締結することを大変光栄に感じております。協定締結によりESCAPへのインターンシップがさらに促進され、双方の連携がより一層深まることを期待しています」

※国連・外交統括センターHP  https://www.kwansei.ac.jp/unfa