2019.12.19.
小学生が関学生に感謝の会 1月10日に西宮市立上ケ原小学校で

18年続く教育学部の通学ボランティア活動

 西宮聖和キャンパスに通う教育学部生の有志が近隣の西宮市立上ヶ原小学校の児童のために取り組んでいる、登校時の安全確保と見送りのボランティアに対して、児童による「感謝の会」が2020年1月10日(金)10時45分から、上ケ原小学校の体育館で開かれます。

 この活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、地域の児童の安全対策に協力しようと、聖和大学(当時、09年に関西学院と合併)教育学部生たちに呼びかけ、事件から1カ月後の7月8日から始まりました。以後、18年間、途切れずに続いています。

 学生たちは午前7時半までに大学に集合し、交通量の多い交差点や幅の狭い道など、児童が危険にさらされやすい地点で活動。猛暑の夏も雨の日も通学路に立ち、児童とのコミュニケーションを続けています。次第に良好な関係が築かれ、児童が登校後に正門で大学生を待ち構え、グラウンドで鬼ごっこやドッジボールをするという光景も見られます。また今年は10月から、関西学院大学ラグビー部の部員が金曜日のみ活動に参加しています。

 今では、藤木教授や学生たちの熱心な活動を見た地域の老人会やボランティアの方々も仲間に加わり、一緒に活動しています。世代を超えた交流も生まれています。

【小学生による感謝の会】

日時:2020年1月10日(金)

10時45分〜11時00分

場所:西宮市立上ケ原小学校・体育館

学生代表挨拶予定者:江頭翔太朗さん(教育学部3年生)

 

【2019年度の活動】

2019年4月8日〜7月12日

9月20日~12月23日

2020年1月8日~1月10日(予定)