2017年度参加者 小幡メグさん

2017年度参加者の小幡メグさん(総合政策学部 2年生)に、現地での生活、授業について、レポートしていただきました。

研修場所:ブレーメン大学
研修期間:2017年8月6日~9月3日

一日のスケジュール

ブレーメン 街の中心地付近

ブレーメン 街の中心地付近

授業は朝の9時ごろから始まり、途中に10分と30分の休憩を挟んで、1時30分までありました。そこから学生食堂(MENSA)で昼食をとったあとは、学校主催のアクティビティに参加する生徒以外は、自由だったので街の中心で必要なものを買ったり、他の国からの参加者の友達と遊んだりして過ごしていました。もったいないですが、授業が終わって家で昼寝をしていたこともありました。日が長かったので8時ごろまでは日本の夕方のような明るさだったのですが、8時から9時にかけて暗くなるので家には8時には着いておくようにしていました。そこから夕食、入浴、宿題をして疲れて大体日付が変わる前に寝るようにしていました。

ドイツでかかった費用は

私は現金で3万円相当を持って行き、足りない分はカードを切っていたので大体8万円ぐらい使ったと記憶しています。食費を抑えるために、スーパーでインスタントラーメンやシリアルなど大量に入っていて安いレーベルのものを購入して消費していくようにしていました。また一番痛かったのは衣料品です。予想以上の寒さ(日本では真夏なのに)で朝は8度で霧がかかっており、息が白くなるのが日常で(現地の人は真冬の防寒具を普通に着用するぐらい寒い)、日本から半袖や薄手のものを持って行ったせいで予定外にアウターやインナーを買いました。また、地方に旅行したため旅行をしたい人はその費用も必要です。

授業の様子

お別れパーティーにてクラスメイトと

お別れパーティーにてクラスメイトと

授業ですが、最初のドイツ語のテストでクラスが振り分けられ大体20人ほどが1クラスでした。私のクラスは中国、スペイン、韓国、チェコ、イタリアなど様々な国からの生徒が多くいました(しかしクラスによっては日本人ばかり、中国人ばかりのところもあり)。そのため授業の中でそれぞれの国の文化を話したりする場面では非常に面白かったです。また、聞くだけでなく参加型なので積極的に発言することが求められると思います。先生はわかりやすいドイツ語で話してくれ、質問にも親切に返してくれ良心的だと感じました。

ホームステイ先の様子

ホストファミリーと帰国前の最後の食事

ホストファミリーと帰国前の最後の食事

今回の研修では寮でなく、アパートの一室が割り当てられる場合とホームステイに限りなくちかい形態かのどちらかでしたが、私は後者の形態でした。幸運なことに、私のステイ先のファザー・マザー共に非常に親切で本当の親のように接してくれました。また歳の近い娘さんと、私より1ヶ月早くから滞在していた交換留学生の男の子もおり、家に2人ドイツ語がつたない外国人がいたため家での会話はほぼ英語でした。休日は所有している庭で隣人たちとのバーベキューに呼んでくれたり、一緒に料理をしたり学校はどう?と気を使ってくれたりと、
本当に恵まれた環境でした。何個か不便だった点については、
シャワーの時間が決まっている(家にいる人数が多いから仕方ない)ぐらいでした。

後輩へのアドバイス

初めてのホームステイという経験の中で、たったの1ヶ月ですが本当に学ぶことは多かったです。全体的に本当に実のある1ヶ月にするためには、受動的ではいけないと改めて気付きました。授業でも積極的に間違えてもいいから発言する、参加する、堂々とすることで人の輪が広がって自分の自信にもなりました。また、ドイツ語で意思疎通が難しければ苦手でも英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする事が必要だと感じました。下手でも、分からなかったら現地の人に聞くのが一番的確だし、相手も分かろうとしてくれる人ばかりでした。黙って先生の講義を聞いてメモを取るだけ、またこれは人の勝手ですが安心感ゆえに日本人に囲まれて生活する1ヶ月ならば、わざわざお金を払って参加しなくても日本にいるのと変わらないと感じました。外国に行ってみたいという気持ちだけならば、普通に旅行に行けばいいと思います。1ヶ月の中で日本ではできない生活や関わりが広がって、国を超えて大切な友達もでき、忘れられない夏休みになりました。