[ 神学研究科 ]3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

博士課程前期課程

博士課程前期課程の教育目標を下記の通り定め、本課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および所定の試験に合格した者に修士の学位を授与する。

1. 神学において専門的な知識を修得し、思索を深めている
2. 各自の専門領域において、優れた特色ある研究を行う能力を有している
3. キリスト教の本質にふれつつ、幅広くキリスト教に関する知見を養い、多元化社会において深い見識をそなえ、具体的な社会や世界の問題を発見し、これとキリスト教的な立場から取り組み、解決できる力量を身につけている
4. キリスト教伝道者コースにおいては、礼拝の指導者、説教者、牧会者として宣教の現場で直ちに活躍しうる力量を身につけている。さらに、教会などのフィールドで経験したことを理論的に反省し、それを再び実践へと活かすことのできる能力を有している
5. 修士論文を執筆できる能力を有している

博士課程後期課程

博士課程後期課程の教育目標を下記の通り定め、本課程に3年(6学期)以上在学して所定の研究指導を受けた上、キャンディデート・ステータス取得後に博士論文を提出して、その審査および所定の試験に合格した者に博士(課程博士)の学位を授与する。

1.神学の様々な分野における専門的学識を有している
2.神学の専門家として社会と教会とに貢献できる能力を有している
3.博士論文を執筆できる能力を有している

なお、学位申請論文の審査は、専門分野での最新の知見を摂取したうえで独創的な視点で、高度な分析手法と優れた考察力などによって論文が作成され、国内外の学界や社会へ著しく知的貢献が大きいものとなっているかどうか等を基準に学位授与の可否の判定がなされる。
 

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

神学研究科では、神学を専攻領域とし、その中に、4つの研究分野(聖書分野、歴史・文化分野、組織分野、実践分野)を設けている。学生各自が研究主題を選び、指導教員との学問的、人格的な触れ合いによって、それを深め、学位(修士、博士)を取得できるよう、研究と教育を行っている。

博士課程前期課程

神学の専門的知識の獲得を目指し、4つの研究分野の領域において以下の教育を行うためそれぞれの科目を配置する。
1. それぞれの研究分野における専門的知識等の修得を目指し「特殊講義」を配置する
2. 聖書を原典で読む能力の涵養のために「原典講読」を配置する
3. 神学の専門的知識に加えて言語力の向上を目指して「外国語専門書講読」を配置する
4. 教会をはじめとした現場での実習を伴う科目を配置する
5. 伝道者コースにおいては、宣教に携わる能力の涵養のため、牧会、説教、礼拝、教会経営について「演習科目」を配置する
6. 研究能力の涵養と、修士論文の執筆の指導のため「研究演習」を配置する

博士課程後期課程

1. 博士論文の執筆の指導のため、「研究演習」を配置する
2. 専門的学識を深めるため4つの研究分野において「特殊研究」を配置する

カリキュラム・マップ

2015-_カリキュラムマップ[前期課程PDFリンク

ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、設置科目 の関連について

ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、設置科目(および以下に掲げるアドミッション・ポリシー) の関連性を示した図です。

2016神院_DP-CP-AP関連表[前期課程]PDFリンク

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

神学研究科では、神学を専攻領域とし、その中に4つの研究分野(聖書分野、歴史・文化分野、組織分野、実践分野)を設けています。本研究科設置以来の目的として、キリスト教界における宣教活動を担う伝道者(牧師・聖書科教師など)の育成を掲げてきました。その伝統を守りながらも、2008年度より履修コース制を導入して、キリスト教神学、キリスト教思想・文化の分野で、より広い関心から高度な研究が行えるようになっています。

博士課程前期課程

キリスト教伝道者コースにおいては、所属教会からの推薦を得られ、かつ幅広い神学的知識と思索力を有し、多様な宣教の現場で活動する高い志を持つ者、キリスト教思想・文化コースにおいては、受洗の有無を問わず、幅広い神学的知識と思索力を有し、キリスト教が人類の歴史の中で生み出してきた思想や文化的財などの学際的領域に興味を持つ者を受け入れる。

博士課程後期課程

キリスト教神学に関連する研究に対して授与された修士学位に相応しい知識(語学能力を含む)と研究能力を備えており、神学の様々な分野における専門的な学識知識と思索を深め、優れた特色ある研究を行うことができる者を受け入れる。