02豊富な
研究体制Various Research System

研究社会から高く評価される研究と学際的研究

世界をリードする研究

AI・ビッグデータによる感性価値創造

人の感性を心理統計学とAIをベースに
多様な角度から捉える感性指標化技術の開発

工学部情報工学課程
長田典子 教授

人の気持ちや感じ方に内在する価値の本質を追求し、感性価値を定義、拡張し、付加価値を生み出す感性価値社会をめざす。

有機化学が可能とする次世代医農薬の開発研究

ポリミアンの新合成反応開発と気孔活性植物分子の創出 ※1

理学部化学科
村上 慧 准教授

有機化学の最新手法を用いて、触媒的分子合成を実現する。合成した分子から、生物に作用する新薬の創出をめざす。

教育の質向上をめざして

開発途上国の教育の質向上(SDG4達成)に資する国際比較研究-教授学習過程の解明 ※2

国際学部
關谷武司 教授

中南米・アフリカ・アジアなどの開発途上国の基礎教育段階を対象に、高い学業達成につながる教授学習過程の実態を解明。

バイオ燃料生産技術を創出する

海洋珪藻から創り出すバイオジェット燃料で、
航空業界のCO2排出量を削減

生命環境学部生物科学科
松田祐介 教授

環境変化が著しい屋外でも安定的に増殖して燃料を生産できる微細藻類を創り出すため、微細藻類の光合成メカニズムを解明する。

  • ※1 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「さきがけ」[2020-2023年度] 
    ※2 日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業基盤研究(A) 

学際的研究の集積

関西学院大学独自の制度である特定プロジェクト研究センターでは、学際的・革新的共同研究を推進し、研究成果を社会に還元することを目的として、22の研究センターが設置されています。(2024年4月1日現在)

  • 社会情報学研究センター
  • 女性活躍推進研究センター
  • 人工知能研究センター
  • サステナビリティ研究センター
  • 数理・データ科学教育研究センター
  • SDGs・生物多様性研究センター
  • Intelligent Blockchain+ Innovation Research Center
  • アントレプレナーシップ研究センター
  • 世界民俗学研究センター
  • ジェネラティビティ研究センター
  • イノベーション・システム研究センター
  • 外国にルーツをもつ人への支援研究センター
  • 価値共創研究センター
  • 悲嘆と死別の研究センター
  • 韓国学研究センター
  • クリプトエコノミクス研究センター
  • 戦間期日本社会研究センター
  • 第二言語習得研究センター
  • デジタルハビトゥス研究センター
  • 企業・消費者行動と経済研究センター
  • 日本人の政治行動とデモクラシー研究センター
  • 島国、港町と海洋文化研究センター

制度研究に集中できる教育研究支援制度が充実

大学院生のニーズに合わせてさまざまな研究支援制度を充実させています

昼夜開講制の授業実施
文学研究科総合心理科学専攻学校教育学領域、言語コミュニケーション文化研究科(博士課程前期課程)、および経営戦略研究科は昼夜開講制です。
教育訓練給付制度
働く人の主体的な能力開発を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図る雇用保険の給付金制度です。一定要件を満たす雇用保険の一般被保険者、元一般被保険者が厚生労働大臣指定の教育訓練を修了した場合に教育訓練経費を支給します。
各種研究員(研修員)制度
博士課程後期課程の修了者または標準年限以上在学した学生が対象。大学院での研究活動を活性化するために独自の大学院研究員・研究科研究員制度を整備。専門職学位課程修了者の資格試験合格をサポートする専門職大学院研修制度も設置。
大学院学生共同研究室
大学院学生専用の研究スペース。夏季・冬季一斉休暇期間中を除き、23時まで利用可能な研究室もあります。グループ利用が可能な教室、資料作成などに利用できる資料準備室、ラウンジ、パソコン、ロッカーなどを設置しています。
関西学院大学リポジトリ
関西学院大学で創造された研究成果を集約し、無償で学内外に公開することを目的としたインターネット上の発信拠点。学術論文、研究報告書など、さまざまな研究成果を公開し、学術交流のさらなる活性化に寄与しています。
単位数による学費納入制度
博士課程前期課程および専門職学位課程で、入学時において明らかに2年を越えて就学せざるを得ないことが判明している場合、履修単位数を基礎とした学費納入方法を選択することができる研究科があります。

独立行政法人日本学術振興会
特別研究員制度および若手研究者海外挑戦プログラムについて

特別研究員制度について

独立行政法人日本学術振興会では、大学院博士課程在学者および博士の学位取得者などで、優れた研究能力を有し、大学そのほかの研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給しています。特別研究員採用とは、国が研究内容を高く評価し、研究活動を経済的に支援(研究奨励金と科学研究費助成事業特別研究員奨励費の支給)することであり、出身大学に関係なく、優秀な研究者であると国が認めた証しとなり、今後の研究者人生、また就職においてもプラスになります。また、特別研究員申請書を作成することは、研究者(企業研究者なども含む)としても、研究の背景、目的や研究計画をあらためて考える絶好の機会となり、自分の研究に何が必要なのか、何が評価されるのかを把握することにもつながります。申請書を作成することにより、漠然としていた研究テーマや研究方法が明確になり、自分の研究を客観的に見直すことができるので、ぜひ申請してください。
なお、特別研究員の詳細については、関西学院大学の研究・産学官連携ホームページおよび日本学術振興会ホームページを参照してください。
【注】学内の「大学院博士課程後期課程研究奨励金」および「大学院奨励研究員」の応募には、特別研究員申請が必須条件となっています。

若手研究者海外挑戦プログラムについて

海外の大学など研究機関において、3カ月~1年程度研究活動を行うための旅費・滞在費、および研究費などが支給されるプログラムです。対象分野は人文学、社会科学および自然科学の全分野で、博士課程後期課程に在籍している方が申請可能です。申請にあたっては要件がありますので、詳細は日本学術振興会ホームページをご覧ください。

大学院
副専攻
国連・国際機関職員・政府系職員など
国際公共分野のプロフェッショナルを育成する

主専攻の研究科(博士前期課程)に所属しながら、大学院総合政策研究科国連システム政策専攻※のカリキュラムの一部を副専攻として履修する国連・国際機関などの職員養成に特化したプログラムです。国連職員はもとより、外交分野や国際公共分野のリーダーなど、世界のさまざまな課題を解決するプロフェッショナルな人材を養成することを目的としています。全科目の授業を英語、少人数かつ演習主体で実施し、海外大学院と同等のレベルで展開しています。英語でのディスカッション、プレゼンテーション、リサーチなどを通じ、国際社会の現場で通用するコンピテンシーを養います。副専攻プログラム受講料は必要ありません(ただし大学院の学費は必要)。

 2025年4月 大学院
 総合政策研究科 国連システム政策専攻(修士課程)【開設予定】 

総合政策研究科 国連システム政策専攻(修士課程)は、国連をはじめする国際機関の職員など国際公共分野でリーダーとして活躍するプロフェッショナルを養成します。国連・国際機関での豊富な経験を有する実務家教員を中心とし、国連採用基準に基づいたカリキュラムをすべて英語で行います。大学院終了後も国際機関への明確なキャリアパスを指導し、中長期的にフォローアップできる体制を備えた修士課程です。

単位互換
履修
関西4大学大学院で大学院学生の単位互換履修交流を実施

関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学の間で、大学院生を対象にした単位互換制度を実施。研究上必要な場合は指導教員と相談の上、他大学研究科の授業科目を履修することが可能。この制度によって修得した単位は一定の単位数まで認定されます。

関西四大学大学院学生の単位互換に関する協定書
/関西四大学大学院学生の単位互換に関する協定書についての覚書

履修
交流
経営戦略研究科経営戦略専攻企業経営戦略コースと他大学院との履修交流

経営戦略研究科経営戦略専攻企業経営戦略コースは、法政大学大学院経営学研究科、中央大学大学院戦略経営研究科、東北公益文化大学大学院公益学研究科と履修交流協定を締結。これらの大学院の科目履修が可能で、修得した単位は審査後に修了単位に認定されます。

世界59ヵ国・地域、310を超える
大学・コンソーシアム・国際機関と連携(2024年4月現在)

留学世界の大学研究機関と大学院生・教員の相互交流ができる留学制度

交換留学

海外の協定大学の授業を受講し、より高度な専門知識を深める。
協定校については関西学院大学国際教育・協力センター(CIEC)のウェブサイトでご確認ください。
問い合わせ:国際教育・協力センター(CIEC)

期間
1学期間または2学期間
POINT
「井谷憲次奨学金」「笹森四郎奨学金」(1学期間50万円、2学期間100万円、学部学生を含めて若干名まで)と「関西学院大学交換留学奨学金」(1学期間15万円、2学期間30万円)の奨学金制度あり(留学先の学費は、関西学院大学大学院へ納入する学費と相殺)。

ランバス留学

関西学院の創設者ランバス院長のキリスト教精神を継承し、関西学院の教育に貢献できる人材を養成するため、関西学院の内外より将来性ある志願者を募り、これを選抜して海外に留学させることを目的とする。
問い合わせ:総務部教育連携課

期間
2カ年を限度
定員
若干名
POINT
1カ年18,000USドルおよび授業料の半額を7,000USドルを限度とし支給する。

研究科個別の交流協定

神学研究科 ベルン大学神学部(スイス)、監理教神学大学(韓国) 言語コミュニケーション
文化研究科
北京第二外国語学院日語系・英語系(中国)、南京大学外国語学院日語系(中国)、湖南大学外国語・国際教育学院(中国)、中国人民大学外国語学院(中国)、西安外国語大学日本文化経済学院(中国)、西南大学外国語学院(中国)、浙江師範大学外国語学院(中国)、スターリング大学(イギリス)
法学研究科 中国人民大学法学院(中国)
理工学研究科 𠮷林大学生命科学学院(中国)、国立台湾師範大学(台湾)、国立台湾海洋大学(台湾)、パジャジャラン大学(インドネシア)、マルケポリテクニック科学技術大学(イタリア)、ディポネゴロ大学(インドネシア)、サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学(インドネシア)、マチュン大学(インドネシア)、パリ・エスト・クレテイユ大学(フランス)、ECE PARIS(フランス) 経営戦略研究科 ビクトリア大学ビジネススクール(カナダ)