百日咳について

[ 編集者:保健館       2018年8月28日   更新 ]

百日咳とは

百日咳は本来小児に多い病気ですが、百日咳の免疫がない成人もかかることがあります。
ここ最近は、成人の患者が増加し、百日咳の流行のために休講する大学もありました。

百日咳は細菌感染症で、患者さんののどや鼻からの分泌物によって
飛沫(ひまつ)感染や接触感染をします。
1年中みられる病気ですが、春から夏が流行期です。

百日咳の症状

百日咳に感染すると、6日~20日(平均7日)の潜伏期の後に発症します。
病気の経過は以下の第1期~第3期に分かれます。

第1期:カタル期
咳、鼻水、微熱など風邪と同じような症状が出ます。
この時期は、症状だけでは百日咳と診断するのは困難ですが、人に感染させる力があります。
咳は徐々にひどくなり、1~2週間で第2期の症状が出ます。

第2期:痙咳(けいがい)期
百日咳特有の咳発作が出ます。短い咳が連続的に起こり、
息を吸うときにヒューという高い音がします。
2~3週間は咳発作が続き、そのあと徐々に減少します。
通常発熱はなく(あっても微熱程度)、咳発作が起きていないときは無症状です。

第3期:回復期
咳は出ますが、発作はなくなります。
咳は2~3週間で出なくなりますが、時々忘れた頃に咳発作が出ることもあり、
全経過2~3ヶ月ほどで回復します。

百日咳の治療

百日咳の治療は、抗生物質の服用や対症療法となります。
特に早期のカタル期では非常に有効で、適切な治療をすれば3~5日程度で菌は出なくなります。
周囲への感染を防ぐため、早く治癒するために、
咳が続く場合には早めに受診するようにしてください。

様々な刺激が咳を誘発するので、ほこり、たばこ、冷たい風、むせやすい食事などには注意しましょう。
部屋は湿度を高めにし、時々換気をしましょう。
満腹になっても咳が出やすくなるので、食事は消化が良く栄養のあるものを
少しずつ食べるのが良いでしょう。
 

百日咳をひろめないために

百日咳は飛沫(ひまつ)感染・接触感染をするので、風邪やインフルエンザの予防のように
手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。

咳エチケットとは・・・
◆ 咳・くしゃみをしている人にマスクの着用を促す
◆ マスクがないときは、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむける
◆ 鼻水・痰などを含んだティッシュは、すぐに蓋つきのゴミ箱に捨てる
◆ その後、よく手を洗う
◆ ティッシュがない場合、素手で押さえず前腕部で押さえる方が、接触感染のリスクが軽減
◆ マスクの使用は説明書をよく読んで、正しく着用する


咳が出て、受診する際には、必ずマスクをつけて受診しましょう。
また、身近に百日咳にかかった人がいる場合は、医療機関でその旨を伝えてください。

感染拡大を防ぐため、学校保健安全法の第2種に定められており、
「特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで」
出席停止となります。
主治医の指示に従い、自宅で安静にしてください。

同居家族や濃厚接触者については、予防的に抗生物質を服用する方法もあります。
心配な場合は合わせて主治医にご相談ください。

所属キャンパスの保健館に連絡してください

百日咳と診断された、または百日咳の疑いがあると診断された場合は、
必ず所属キャンパスの保健館に連絡して下さい。

西宮上ヶ原キャンパス 保健館          :0798-54-6023
神戸三田キャンパス  保健館分室       :079-565-9045
西宮聖和キャンパス  西宮聖和保健館分室 :0798-54-6509

 

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