2019.09.23.
学生起業家が指導「KGプログラミングアカデミー」を開催-新規事業立ち上げ目指す文系の学生へ

「X-mov Japan」の社長 長安成暉さん(商学部3年生)

説明する長安さん

説明する長安さん

 ロボットシステム開発事業などを手がける会社「X-mov Japan」の代表取締役、長安成暉(商学部3年生)さんが、新規事業立ち上げを目指す文系学生を対象に、プログラミング講座「KGプログラミングアカデミー」を9月21、22日に開きました。

 この講座は、2日間の課題解決型プログラミング学習プログラムとしてスケジュールが組まれており、フィールドワークによる課題の発見、課題を解決するためのビジネスプランの考案、プログラミングによるアイデアの具現化、商品を導入してもらうための資料作りや提案方法の習得などを行います。特に参加者からのニーズの多いプログラムに時間を割き、ソフトバンク株式会社の「pepper」も使用します。3人1組のチーム(とあるIT企業という設定)で取り組みます。

 初日の午前中は、長安さんが取り組むロボットシステム開発事業の話や、プログラムを行うにあたっての基本的な説明が行われました。参加者は「プログラムやテクノロジーに興味はあったけど、何からすればいいかわからなかったので参加した。たくさん学びたい」「プログラミングを学んだことはあったが、この機会にさらに知識を深めていきたい」などと意気込んでいました。
 

講座の様子

講座の様子

 長安さんは「プログラミングやテクノロジーは理系というイメージがありますが、これからの社会は文理問わず必要になる知識です。学べば学ぶだけ、活躍できる道が広がります。2日間では時間が足りないほど内容を凝縮しており、かなり実践的です。今後に生かしてもらえるような2日間になればうれしいです」などと話しました。

 関西学院が2018年3月に発表した将来構想「Kwansei Grand Challenge 2039」では、学士課程教育における在籍時・卒業段階での成果の一つに「質の高い就労」を掲げており、起業家(アントレプレナー)の養成も計画に含まれます。長安さんは、プログラミングなどのテクノロジーに触れる機会が少ない文系学生にとって、知識や経験のなさが起業に至らない障害の一つになっていると考え、その障害を取り除くためにこの講座を開講することにしました。