2019.03.18.
大学卒業式と大学院学位記授与式を挙行(2018年度秋学期)

大学卒業式 3月18日

 2018年度秋学期の関西学院大学卒業式が3月18日、西宮上ケ原キャンパスの総合体育館で開催され、5,248人の学生が巣立ちました。

 村田治・関西学院大学長は式辞で、「皆さんはこれから、学生時代に得た多くの経験を生かして、激動の世界を生き抜いて行ってください。変化する社会に翻弄されるのではなく、皆さん自らが社会を変革してください。そのためには、社会に出てからも学生時代と同様に、勉強し続けることが極めて重要です。時代に先駆けて、絶えず自己を鍛え進化させることが必要となります。皆さんには無限の可能性があります。困難と思われることにも正面からチャレンジして行ってください。決してあきらめず、失敗しても、また起き上がって粘り強くチャレンジして行ってください。しかし、このチャレンジは誰のためにするのでしょうか。自分のためだけでなく、世界人類の幸福に役立つチャレンジであるかを絶えず自分自身に問いかけてください。それこそが、スクール・モットー“Mastery for Service”の精神であると思います。皆さんのチャレンジに大いに期待しています」などと述べ、卒業生を送り出しました。

 田淵結・関西学院長は祝辞で、「思いがけない同窓生との出会い、母校の後輩とのつながりなど、皆さんは今後、様々な場面で関西学院の卒業生であることを実感するでしょう。感謝の気持ちを忘れず、活躍して欲しいと思います」と述べました。

 卒業式の最後には、校歌「空の翼」が総合体育館に響き渡りました。

大学院学位記授与式 3月16日

 2018年度秋学期の関西学院大学大学院学位記授与式が3月16日、西宮上ケ原キャンパスの中央講堂で行われました。今年度は2017年4月に設置された国連・外交コースより初めての修了生5名を含む、修士学位記247名、専門職学位記98名、博士学位記23名が授与されました。

 村田治・関西学院大学学長は式辞で「今世界は大きく変わろうとしています。皆さんは激動の世界をこれから生きて行かねばなりません。関西学院大学のスクール・モットー“Mastery for Service”を提唱された初代学長ベーツ先生は、『我らは弱きを欲しない。強からんこと、主たらんことを願う。しかし我らが主たらんと願う目的は、己れ個人の富を積むことではなく、世に仕えることでなくてはならない。』と説いています。自分自身を鍛えるのは自分のためだけではなく、世界人類のためである、ということでもあるのではないでしょうか。科学や学問の進歩も同様で、学問体系の中に自分の専門を位置づけることが極めて重要であると同時に、世界人類の幸福に役立っているのかという問いかけが必要です。そのためにも皆さんの専門分野が『世界の動きの中でどのように捉えることができるのか』ということを絶えず意識し、世界人類の幸福に貢献するという高い志を持って、みなさんがこれからも自己の修養に励まれることを心から願っています」と述べました。