2019.01.28.
北野、長田など4校の高校生が議論/高校生公開討論会「グローバル化する世界で生きていく君に問う」を開催

意見を発表する高校生たち

意見を発表する高校生たち

 関西学院大学は1月26日、西宮上ケ原キャンパス中央講堂で、高校生公開討論会『グローバル化する世界で生きていく君に問う-わたしたちは何を学ばなければいけないのか-』(文部科学省後援)を開催しました。EUインスティテュート関西(神戸大学・関西学院大学・大阪大学)と、大阪府立北野高等学校(SGH)、兵庫県立長田高等学校(SGHアソシエイト)、関西学院高等部(SGH)、関西学院千里国際高等部(SGH)との共催で、この4校の高校生たちが話し合いました。

 最初に、医師でNPO法人「あおぞら」代表の葉田甲太氏が『僕の人生と、世界の新生児死亡について』と題して基調講演。学生時代に新潟中越沖地震、スマトラ島沖地震後のボランティア活動に参加し、その後、カンボジアで小学校建設を実現、現在はタンザニアで僻地の病院設立に向けて活動している経験をふまえ、SDGsにもつながる新生児医療の世界最前線について語りかけました。

葉田甲太さん

葉田甲太さん

 『「世界の歴史的諸問題」と「教育」』をテーマにした高校生公開討論会では、長田高校、北野高校、関西学院高等部、関西学院千里国際高等部の生徒計13人が登壇。關谷武司・関西学院大学国際学部教授の司会進行で、事前課題としていた過去のグローバル人材の功罪について、ホンジュラスやボリビアの現状など各校から二つずつの事例が発表され、何を学ばなければいけないのかについて議論を重ねました。

会場の意見もバックに映し出しながら進行した

会場の意見もバックに映し出しながら進行した

 続く自由討論では、スマートフォンから出された意見や質問をスクリーンに投影する仕組み(※Connentシステム)を使い、約200人の来場者が書き込んだ内容を紹介しながら、激論を展開、会場全体が熱気に包まれました。


 ※Connent:本学理工学部情報科学科巳波研究室製作のコメント投稿システム(問合せ先:巳波研究室miwa@kwansei.ac.jp)