2018.10.18.
2040年を見据えた私立大学の将来像を語り合う/私大連フォーラムに村田治・学長がパネリストとして登壇

 日本私立大学連盟主催の「私大連フォーラム2018 未来を先導する私立大学の将来像」が‪10月17日‬、第一ホテル東京(東京都港区)で開かれ、私大連副会長も務める村田治・学長が第2部のパネル・ディスカッションにパネリストとして参加、大学改革を通じた人材育成について意見を述べました。‬

 フォーラムのテーマは「2040年を見据えた私立大学の大学改革と人材育成」。第1部の講演では、義本博司・文部科学省高等教育局長や田中優子・法政大学総長らが登壇し、急速に変化する社会において、大学が果たすべき役割や機能、また将来像について話しました。

 第2部のパネル・ディスカッションには、村田学長のほかに、北山禎介・中央教育審議会会長(三井住友銀行特別顧問)、経済財政諮問会議議員や人生100年時代構想会議議員を務める高橋進・日本総合研究所チェアマン・エメリタス(名誉理事長)、私大連会長の鎌田薫・早稲田大学総長が登壇。私大連常務理事の松岡敬・同志社大学長がコーディネーターを務めるなか、大学改革を通じての人材育成などについて、「産業構造の変化が及ぼす私立大学への影響」「グローバル化と地方創生の課題」「大学の機能分化と大学間連携」を論点に、企業側、大学側のそれぞれの視点から話し合いました。

 村田学長は「産業構造の変化が及ぼす私立大学への影響」ついて聞かれ、「AIやIoTの発達にどう対応していくかは、大学にとって極めて重要な課題。AIの発達によって、日本では47%の仕事がなくなると言われていますが、新しい仕事も生まれてきますので、AIを活用できる人材の育成が今後必要になるでしょう。文理の枠を超えた横断的なプログラムの提供や、学生に人間力、価値観を身につけさせること、二つの分野で専門性を高めさせることも必要だと考えます」などと話しました。