2018.07.13.
教育学部で17年続く通学ボランティア 小学生が感謝の会

交流する学生と児童

交流する学生と児童

西宮市立上ケ原小学校の子どもたち35人

 教育学部生が、西宮市立上ケ原小学校の子どもたちのためにしている登校時の安全確保と見送りのボランティアに対して、同小学校の児童らによる感謝の会が7月13日、西宮聖和キャンパスで開かれました。

 感謝の会では、児童の代表が感謝を伝え、お礼にメッセージカードを学生らに送りました。
 活動に参加している学生を代表して浦山達大さん(教育学部3年生)が、「もうすぐ夏休みになりますが、みんな安全には気をつけて、いっぱい遊んで、秋にまた元気に再開しましょう」などと話しました。

 同ボランティア活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、聖和大学(当時、09年に関西学院と合併)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った7月8日から始まったものです。その後もこの活動は、新たに入学してきた学生に受け継がれ、関西学院大学教育学部となってからも途切れず17年以上続いています。

 現在は藤木教授や学生たちの熱心な活動を見た地域の老人会の皆さまやボランティアの皆さまも共に活動に参加いただき、地域社会活動へと拡がりも見せ、世代を超えた交流も生まれています。