2018.06.15.
教育学部と理工学部生らが小学生にプログラミングのワークショップ

関西学院初等部で

児童に教える大学生

児童に教える大学生

 プログラミング教育を実践する大学生団体のThink Thinking(教育学部、理工学部の大学生が中心)が6月9日、関西学院初等部で「プログラミングワークショップ」を行いました。5年生、6年生の児童32人が参加しました。
 関西学院は、2020年度からの小学校におけるプログラミング教育の必修化に向け、関西学院全体としてのプログラミング教育のあり方について検討を進めています。その一環として、児童が日常生活におけるプログラミング的思考の必要性に気付き、自ら手を動かして作り上げる喜びを知ることを目的にこのワークショップが企画されました。
 ワークショップのテーマは「プログラミングでポスターを動かそう」。「『動く』校内啓発ポスター」の内容をグループで考え、それをビジュアルプログラミング言語 “SCRATCH” を用いて形にします。大学生は、「プログラミングが単にパソコンに向かって記号を打ち込むということではないこと」「日常生活の中で必要なことを筋道立てて考え、役に立つものを作りあげること」を気付いてもらえるように指導。児童は、チームで話し合って一つのポスター案を作り、分担してプログラミングを行って動くポスターを作成しました。作成中、児童から多くの質問があり、大学生は丁寧に説明しました。

パソコンで作業をする様子

パソコンで作業をする様子

 ワークショップは、大学生が学んだ情報科学や教育学の知識を活用し、ディスカッションを通して一つのワークショップを作り上げる一種のPBL (Project Based Learning)になっています。プロジェクト代表の宇治槻(うじ・けやき)さん(理工学研究科M1年生)と米川楓(よねかわ・ふう)さん(教育学部3年生)は「初等部の児童にプログラミングが楽しいと思ってもらえたようで良かった。これをきっかけに日常生活の様々な場面でプログラミング的思考が使えることに気付き、活用していってもらいたい」と話しました。