2018.05.10.
巌佐庸・理工学部教授が「The Akira-Okubo prize,for a senior scientist」を受賞

巌佐庸・理工学部教授
巌佐庸・理工学部教授

 巌佐庸・理工学部生命科学科教授がSociety for Mathematical Biology(アメリカを中心とした数理生物学の学会)でThe Akira-Okubo prize,for a senior scientistを受賞しました。
 
 この賞は、アメリカの大学で長年教鞭をとられ生態学における拡散過程の研究で先駆的な業績を上げられた日系人のAkira Okub(大久保明)氏を記念して設立された賞です。2年に1度与えられ、若手研究者と年齢制限のない年長者の研究者とが交互に授与されるため、今回はlifetime award(年齢制限のない賞)という4年に1度の受賞となります。

 巌佐教授は「数理生物学は、生物学のさまざまな現象を数学モデルにし、それを調べることで理解する分野です。私は生態学や動物行動学から始めましたが、最近は発生での形作りや、生物時計、発ガン、なども扱っています。重要な賞をいただけたことを大変光栄に思います。物理学のように生物学でも、理論的研究がこれから重要になっていくと期待しています。」話しています。
 授賞式と講演は今年の7月にオーストラリア大会で行われる予定です。

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