2018.04.23.
「挑戦することが一番の勉強」 ウォルト・ディズニー・ジャパンの元社長、ポール・キャンドランド氏が講演

学生に語りかけるキャンドランド氏
学生に語りかけるキャンドランド氏

 関西学院大学は4月20日、ウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役社長を昨年12月まで10年間務めたポール・キャンドランド氏を招き、神戸三田キャンパスで講演会「グローバルマーケットで成功していくために」を開きました。キャンドランド氏の関西学院大学での講演会は3年連続ですが、神戸三田では初めて。会場のアカデミックコモンズは150人以上の学生で満席となり、学生たちはメモを取りながら、貴重な話に耳を傾けました。 

150名以上の学生が集まり満席のアカデミックコモンズ
150名以上の学生が集まり満席のアカデミックコモンズ

 日本での滞在が長いキャンドランド氏は日本語で講演。最初に「国内外の様々なキャンパスを見てきましたが、関西学院大学のキャンパスは素晴らしく、特別な雰囲気がありますね。3回目ですが、毎回、楽しみにしています。今日、皆さんとお会いできてとても嬉しい」と語りかけました。

質疑応答の後も多くの学生がキャンドランド氏に話を聞きに行きました
質疑応答の後も多くの学生がキャンドランド氏に話を聞きに行きました

 講演は「新しいグローバル経済において必要なスキルとは」をテーマに始まり、「Flexibility(柔軟性)」「Curiosity(好奇心)」「Preparation(準備)」など、自身が大切と考える7つのスキルを紹介。「歳を重ねると、知らないことを人に聞くことが難しくなるが、『知らない=恥ずかしい』という考えは間違っている。死ぬまでずっと勉強、新しい発見を求めるという考えを持ってほしい」「何かをするときに『自分が一番準備をしている』と思えるくらい準備をすること。そうすることで自信が生まれるし、緊張もしなくなる」と訴えました。

 質疑応答では、多くの学生が手を挙げ、「何かを継続するために大切なこと」「自分の情熱を見つける方法」「学生時代に熱中したこと」などについて質問。「自分の強みを見つけるにはどうすればよいか」という質問に、キャンドランド氏は「みんな、それぞれに才能があって、目立つ才能と目立たない才能がある。多くの人と話し、様々な経験をすることで、自分の才能が何か分かってくる。挑戦することが一番の勉強。怖がらずに挑戦し、自分の才能を大学生のうちに見つけてほしい」とエールを送りました。

記念撮影
記念撮影