パネルディスカッションでは、「NEWS ZERO」でメーンキャスターを務める村尾信尚・関西学院大学教授のコーディネートのもと、半谷さん、視覚障がい者の伴走を務め、アテネパラリンピックマラソン金メダリストやロンドンパラリンピック陸上競技5000m銅メダリストを伴走した中田崇志さん、NPO STAND代表理事の伊藤数子さん、村田治・関西学院大学長が登壇し、競技を通した経験談やパラスポーツの面白さ、障がい者を支える側としての関わり方、そして共生社会をつくっていくことの重要性について話しました。
　また、今回、関西学院大学とともにシンポジウムを主催するNPO法人STANDの伊藤代表理事は「ひとつ、感じてとってほしいことがあります。障害ってどこにあるのでしょうか。」と会場に呼び掛け、「階段があると、車椅子を利用される方は上にはいけません。車椅子を利用していることが障害ではありません。階段が障害なのです。それを感じてほしいと思います。障害は人にあるのではなく、階段や社会の側にあるのです。そういう風に考えていけることが、社会を変えていくのだと思います」と話しました。