2017.11.01.
商学部・石淵ゼミがハロウィンをテーマにスイーツなどの商品開発

大丸梅田店と産学協同企画

店舗の方々との試食会

店舗の方々との試食会

 マーケティングリサーチ、消費者行動論を専門とする商学部・石淵順也教授のゼミ生が産学協同企画として、大丸梅田店と連携し、スイーツ、惣菜、パン、レストランメニューなどの商品を開発しました。テーマは「ゆめかわいい、おどろかわいい」で、10月11日から31日まで発売。ゼミ生は、今年から協同企画に加わった大阪文化服装学院の学生が制作したコスチュームを着用し、3日間店頭販売も行いました。発売前からメディアで注目され、本気度の高い商品が話題となりました。
 今年は、「もっとインパクトがあって、笑える、話題になる“ハロウィン”にしたい!」という大丸梅田店の考えのもと、ゼミ生は春学期から開発を開始。これまで大学で学んだ知識を活用し、主婦をメインターゲットにしたマーケティングリサーチを行いました。
 調査結果をもとに、商品原案、コンセプト、価格等を提案。8月の試食会では、提案に基づき作成された試食品を囲み、大丸梅田店の社員、各テナントの社長やパティシエと議論しながら、改良点を探りました。試行錯誤を続け、「ユニーク」で「売れる」メニューの商品化にこぎつけました。

店頭で販売するゼミ生

店頭で販売するゼミ生

 ゼミ長の小川将史さん(商学部4年生)は「商品企画のプロセスを経験し、単なるアイデア想起だけでは成立しない、商品企画の奥深さと魅力を実感しました。店頭販売では消費者と接することで、教科書ではわからない消費者の細かな購買特性にも気付けました。このプロジェクトは、マーケティングリサーチという地道な作業の積み重ねだったので、実際に企画した商品を手に取ってもらえた瞬間は達成感があり、うれしかったです。今回、学んだことを個人やゼミの今後の活動に生かしていきます」と話しました。