2017.05.20.
社会で生き抜く力を 「キャリアゼミA」で学生が卒業生と交流
社会で生き抜く力を身に付けることを目的としたライフデザイン科目「キャリアゼミA」が20日(土)、G号館で開講されました。全9回のプログラムの3回目。社会の第一線で活躍する卒業生4名を招いて、学生とのセッションがあり、千里国際高等部からも生徒2名が参加し、関学ファミリー3代が交流する機会となりました。
前半のパネルディスカッションでは、森隆史先生(ハンズオン・ラーニングセンター講師)の司会のもと、卒業生4人がパネリストとして登壇。集まった約50名の学生に「学生時代に打ち込んだこと」「今の会社に入社したプロセス」「現在の業務の内容」などについて説明しました。
その後、学生は4グループに分かれ、卒業生一人ずつと25分間の座談会に参加しました。座談会では終始なごやかな雰囲気のなか、どの学生も積極的に質問をしていました。卒業生からは共通して「謙虚でいること、素直であることが大切」と語りかけ、学生たちの印象に残ったようでした。吉田凌真さん(文学部1年生)は「卒業生の方が、社会人の今が人生で一番楽しいと話されていたのが印象的でした。入学したばかりで高校時代を思い出すことが多かったが、まずは今を大切にして大学生活を充実させたい」、千里国際高等部3年生の和氣礼佳(わけあやか)さんは「将来の視野がすごく広がった。どの卒業生も自信があるように見えて魅力的だった。将来についてはまだ分からないけど、人を笑顔にできる仕事に就きたいです」と話しました。そのほか、学生たちは「目標にしたいと思う卒業生と交流できたのは良い経験になった」「早いうちから将来について考えていきたい」「働くことに対してネガティブなイメージを持っていたけど、そのイメージが変わった」といった感想を持ったようです。
座談会の後は、新学生会館の「オフタイム」に場所を移し、立食スタイルの懇親会が開かれました。プログラムを担当する森先生は「このプログラムは『気づき』を提供する場だと思っている。過去にも多くの学生がこのプログラムを経て、『課題』を明確にし『行動』に移してきた。自分に何が必要かを考え、『まずはやってみよう』という気持ちで行動して欲しい」と学生へ期待を込めました。座談会では、卒業生との交流はもちろん、学生同士でも活発な議論があり、充実した時間を過ごしました。